不機嫌な子爵のみる夢は (ラズベリーブックス ク 2-3)

  • 竹書房
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812435205

感想・レビュー・書評

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  • シリーズで一番好き

  • ブリジャードンA長男
    自分が短命と思っている為愛の無い結婚を望んでいるヒーローと、美しい顔の妹を持つヒロイン。
    すごい事件が起こる話では無いけれど、きちんと彼らの心の動きが分かりやすく、幸せになって欲しいと一気読みするくらい楽しかった。

  • 【再読】ブリジャートンシリーズ2作目。ブリジャートン兄妹長男で現当主のアンソニーのロマンス。

    求愛しようとしている令嬢の姉ケイトがヒロイン。ケンカップルです。ふたりの舌戦が楽しい(笑)アンソニーとケイトそれぞれの死生感とトラウマ、その克服。
    放蕩者と評判のアンソニー、知っての通り家族思いのお兄ちゃんなんです。世間にはそうは見せないようにしてるんだけど。長男キャラ好きなわたしにとってもお気に入り。妻を愛さない!と心に決めてるけど、ケイト好き〜なのはバレてます。本人が自覚するまでの過程がちゃんと書かれててケイトに告白するシーンは良かった。

    そしてますますコラムが絶好調なレディ・ホイッスルダウンの正体は?(もうわかっちゃってるけど)

  • ブリジャートンシリーズ二作目。長男アンソニーは父親の急死から、自分はそれと同じ年で死ぬのだろうと思っていた。だから今年結婚して子どもを作り、良い妻に後を任せて逝くのだと。しかし、「良き妻」にふさわしいと選んだ娘の姉にひかれてしまう自分も感じていた。
    あー面白かった!なにこのラブコメ。お互いに気に食わない奴!と思っているんだけど、次第に口げんかが楽しくなってきて、あれあれ?距離近くない?みたいな。中盤の「結婚しなくてはいけない状況」の作り方がまたコメディすぎで。不可抗力もいいとこや。二人のそれぞれのトラウマも痛々しくも、解決してよかったです。このシリーズは家族の悪友みたいな感じも楽しくて、いいっすね。

  • ブリジャードンシリーズ2冊目。7人の弟、妹達がいる長男のアンソニーが、ついに結婚の決意をした。目をつけたのは今年一番の美女と言われるエドウィーナだが、「放蕩者」であるアンソニーを遠ざけようと、彼女の姉、ケイトが邪魔してくる。前半はこの2人の掛け合いで楽しみ、後半はアンソニーのトラウマからくる結婚生活の危うさにヤキモキさせられる。前作のサイモンもだけど、今回のアンソニーも自分と向き合った途端に奥さんから逃げるっていう展開(笑)賢くて心強い奥さんで良かったネ♡ペル・メル競技での大人気ないはしゃぎっぷりが面白かった。

  • ロマンスだけでなく、心の琴線に触れるような繊細さと深みも持ち合わせた作品。
    本作のヒロイン・ケイトと彼女の恋の相手・アンソニーが心に抱える傷、死生観に共感を覚える部分があり、すべてを乗り越えてお互いを愛する気持ちを伝え合って締めくくられるラストシーンには、心が温かくなりました。
    訳者のあとがきを読んで作者がオースティンのファンであること、そしてこの作品が『高慢と偏見』をオマージュしたものであることを知り感嘆のため息が洩れました。
    主人公二人の駆け引きや胸きゅんシーンに溢れた、魅力的な一冊です。

  • 長男アンソニー&ハイミス・ケイト(美人の妹有)妹もハッピーエンドで良かった♥

  • ブリジャートンシリーズ、2作目。
    ブリジャートン家の長男、アンソニーがヒーローとして登場。
    イングランド屈指の放蕩者と呼ばれている彼は、30歳という年齢を間近にして、結婚を考え始めます。彼が妻を選ぶ際に基準にした条件は、「それなりに魅力的であること」と「愚かではないこと」そして「自分が恋に落ちる可能性がない相手であること」の3点。
    39歳で亡くなった偉大な父親よりも、自分は決して長生きできないと信じ込んでいる彼は、愛することも愛されることも望んでいなかったのです。

    アンソニーはその年、社交界で一番人気の令嬢、エドウィーナを妻にしようと決心しますが、彼女の姉のキャサリン(ケイト)が、放蕩者の彼から妹を守ろうと、立ちはだかります。
    いがみ合いながらも、次第にお互いへの理解を深めていき、少しずつ惹かれあうようになっていく2人。
    そんな時、アンソニーとケイトにスキャンダルのネタになりそうな出来事が起こってしまった為、彼はあっさりとケイトとの結婚を決定し、発表してしまいます。

    それぞれ家族思いで、そして家族からも愛されている2人が魅力的だなぁ…と感じた作品でした。
    決して、妻になる女性を愛さないと細心の注意をはらっていたはずなのに、いつしかケイトを深く愛してしまったアンソニー。
    ケイトが密かに抱えていた嵐の夜へに感じる恐怖というトラウマは、普段は凛々しい彼女だけに、思わず守ってあげたい気持ちにさせられました。
    そして、ただ耐えてやり過ごすだけだった彼女を救ったのがアンソニーだったことが嬉しい。

    アンソニーが自分の人生観を変えるのは容易なことではなかったと思いますが、彼もまたケイトの支えがあったからこそ、未来に希望を抱き、一日一日を大切に生きられるようになったのかな。
    最後に、著者のジュリア・クイン自身から、アンソニーの寿命に関するネタバレがあったところも良かったです。

  • ☆3.5

  • ブリジャートン兄弟シリーズ第2弾

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著者プロフィール

【著者略歴】
ジュリア・クイン
Julia Quinn
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年に"Splendid"(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した〈ブリジャートン家〉シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作でついに受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住。

「2022年 『ブリジャートン家9 幸せのその後で ~ブリジャートン家後日譚~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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