花廓 〜凶刃の閨〜 (ラヴァーズ文庫GREED 6)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812438077

感想・レビュー・書評

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  • 男娼と客の物語です。ついでに言うと極道モノでもあります。

    主人公が男娼として働かされるのですが、いつも売れ残って売り飛ばした張本人に抱かれる…という展開。

    ここだけ読むといかにもありがちですが、主人公の弟がいい役回りをして2人の中を引っ掻き回します。それでなかなか他ではみない物語になっているかなと思います。

    体は差し出しても心は差し出さない、という強気な受けと、受けの前では素の表情を見せ始める攻めの、男娼館にはおよそ似つかわしくない穏やかな時間の描写などはかなりぐっときました。

    攻めの石黒さんがヒドイ男なのですが、嫉妬に身を焦がすところなんかは人間らしくて…そのバランスが危うくてまた魅力的です。

    濡れ場は激しめで、道具や媚薬、ちょっとした流血もあるので苦手な方はご注意ください。

    國沢先生のイラストもやらしくて美しくてぴったりです。

  • 2016/05/02
    一気に読めた。
    読みやすかった。

    最初は嫌なヤツだったのに、
    色んな面を知るうちに、
    気付いたら、好きになっているパターン。

    途中、岳斗(兄)が自分の気持ちに中々気付かず
    読んでいて、じれったい。

    真冬(弟)は、結局何をしたかったのか。
    いまいち結論が出ないまま。
    弟目線の続編があると、納得するんだけどなぁ…

  • 絵に釣られて購入。
    普通にヤクザ遊郭ものだったら買わなかったが、真冬がいい味を出していて楽しめました。
    心情の変化が私好みで素敵です。

  • ◎総合評価 5
    ◆ヒロイン? 5 ◆ヒーロー? 5
    ◆純愛 5    ◆情熱 5
    ◆さわやか 2  ◆セレブ 3
    ※すごい設定だけど、話に引き込まれた。登場人物も魅力的。

  • 主人公・岳斗は組長の息子だけどリーマンだったり。組を存続させる為に男娼になるわけですが、艶っぽさはなくてサクサク読めた。なぜなら25歳の岳斗は客が付かず売れ残り状態だから(笑)買ってくれるのは売った張本人である組長・石黒だけ。ドS石黒が岳斗を仕込んでいくけど、ちっとも色気が出てこないしwBLらしい展開で二人の心情が変化するけど、二人とも鈍すぎて自分の感情にちっとも気づかない。岳斗の弟・真冬が黒さを出しつつ、いい仕事してますwポン刀Hはちょっとびっくり!鞘突っ込むかー!シキティでもやらなかったゾ(笑)

  • 色んな人が色んな人と性的関係にあるので、
    苦手な人は注意。

  • 意外と悪くなかった。

  • 小説

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