立ちそば大全

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812441534

感想・レビュー・書評

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  • 暑くなってくるとあまりいく機会もありませんが、やはり、立ちそばにはなんらかの魅力がありますね。
    特に、においに負けるというか。(^^;
    チープな具材も魅力ですが、この本に出てくるような、ちょっと立派な具材も良さそうですね。
    何か出かける予定でも作って、立ちそばを食べにいかないといけないかな。

  • 15/04/29、ブックオフで購入。

  • ホント立ち喰いそばってお店ごとに個性ありますね。文庫一冊まるごと駅の立ちそば食べ歩きになっていて行ったことのあるお店を思い出しそうそう!ってなります。一店一店の個性もそうですが、生卵は汁に溶けて飲み切らない限りもったいない、とか著者の生活感覚丸出しの文章が愛おしく個性的。孤独のグルメの豪快な感じもそそりますが今さんのいじましいチョイスそのものがエンターテイメントになってます。彼の本はなんか疲れた時に読むと元気になれる気がします。それにしても天ぷらそば食いたくなったぁ〜

  • ○定食評論家の今氏の著作。
    ○首都圏近郊を中心とした「立ち食い蕎麦」の店を中心に、メニューの紹介と独自の立ち食い蕎麦への思いをまとめたもの。
    ○どれも美味しそう。

  • 立喰いそばはずっと昔から好きな食べ物で、これからもずっと食べ続けて行くだろうと思う。美味しいお蕎麦もいいけれど、こういうB級を通り越してC級の食べ物に魅力を感じるのだから、人間の舌とは不思議なものだ。

    著者は立喰いそばのスタイルにあまりこだわりがなく、種物も何でもござれ、稲荷も丼物も躊躇なく注文し、もりそばや冷やしも楽しむオールラウンドプレーヤ。一方、僕は真夏でも冷やし系を頼むのには抵抗があり、種物もかけ(+七味)か、天玉、たまにコロッケくらいを得意としているのでだいぶタイプが異なる。しかし、著者の立喰いそばに対する愛情は十分に伝わってくる一冊だった。

    残念ながら食べ物の雰囲気を伝える語彙に乏しく、文中でも何度か名前の出てくる東海林さだおのようには、この魅惑的な食べ物の魅力をつたえきれていないのは残念だ。

  • 立ち喰いそばにはちょっとこだわりたい。でいて、なかなか満足できる店には出会えない。幅広い地域を網羅しようと試みられているので、この本で紹介された店でも平均レベル超が保証されているとはいえないのだろうが、「立ちそば」というタイトルにそばへの思いを感じた。

  • 内容はともかく、これだけ食べ歩いて、それを記録してきたことに脱帽。
    以前、東海林さだおの「偉いぞ!立ち食いそば」を読んで、すごいなと思ったが、本書はそれを遙かに超える内容だ。
    でも、取材とはいえこれだけのそば屋を食べ歩きできるのは、楽しいだろうなぁ。

  • 僕は基本的に店で据わって食べるそばと立ち食いで食べるそばはまったく違ったものであると思っていて、ここに特集されているそばが非常においしそうでした。また駅でたち食いそばが食べたいと思う昨今です。

    この本を少し前に読みましてね。東京にいたときはよく駅の中で必ずといっていいほど立ち食いそばを食しておりました。東京、特に中央線の沿線界隈にある立ち食いそばの店で、ここに紹介されている店にも僕はいくつか行ってみたことがあったことがあるのですが二十代の前半くらいから旅から旅の人生を送ってきた僕にとって「旅の味」とは立ち食いそばの味のことである。

    他に物を食わないことはないのだが、駅といえば立ち食いそばを食べていたような気がしますね。これは僕の個人的な感想なので「それはちがーう!」といわゆる『そば通』のかたにお説教をいただければ、「ヘエ、サヨウデゴゼエマス」と頭を下げるしかないのですが、僕が思うにそばの味というのは専門店には専門店の味があり、チエーン店や立ち食いそば店には立ち食いそばの味がある。それは当たり前、といえば当たり前なのだが…。

    好みは人それぞれだが、僕はそう思っている。最近では吉野家でもそばのメニューを出していて、びっくりした事を思い出します。

  • 立ち食いそばのチェーン店データは参考になるし、そばの歴史など面白いコラムもある。
    ただし、「この店はこんな感じのそばで、なかなかうまい」というような大雑把な感想が多く、あくまでもこんなのありますという程度の紹介にとどまる。
    結局どこのそばがおすすめなのか知りたい、という人には向かない。
    当然好みは分かれるだろうから、主観で良いので個人的ランキングみたいので紹介してほしいところ。

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著者プロフィール

1967年生まれ。横浜国立大学卒。定食評論家。
庶民の味、市井の食文化に対する飽くなき探求心から国内外各地をめぐり、安くておいしい定食とそれを提供する店の調査・研究をおこなう。
主たる著書に『定食学入門』(ちくま新書)、『定食と文学』『定食と古本』(本の雑誌社)、『ファミリーレストラン「外食」の近現代史』(光文社新書)など。二児の父。

「2015年 『定食ツアー 家族で亜細亜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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