- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812444801
感想・レビュー・書評
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モヤっとして曖昧だから本当っぽい。
人智を超えた世界はあるはず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新耳袋の裏話編といった感じ。
「お前のは趣味!わし仕事や!」って本音に笑った。
確かにその通りだ。 -
「これは決して楽しい仕事ではない。でも、心のどこかで〈悪霊の仕業以外の何者でもないものすごい恐怖〉と言うのを味わってみたいという欲求もある」と語る北野氏の言葉は本音であると思う。他人事だから、自分には害が無いから、怪談を純粋に楽しむことができるのだ。それを仕事だからという理由で、お守りも持たずに取材する勇気に感服する。
怪異蒐集家の中山市朗氏が登場する体験談(巷では「京都の幽霊マンション」と呼ばれているらしい)もあり、やはり狭いギョーカイなんだとあらためて納得した。しかも、その話は中山氏が執筆している『現代百物語「新耳袋」第六夜』にも載っており、以前読んだ覚えがある。いろんな角度から一つの実話怪談を捉えることができるなんて、素敵過ぎる。 -
北野誠氏独特の語り口が淡々としているし、本人に直接何かが起こる訳ではないようなのに、リアルで、すごく怖く感じた。他の怪談本より「生」な感じが凄くある。
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