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- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784812468135
感想・レビュー・書評
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すごく感想が難しい作品というか、ひたすら「何だこれは……何なんだこれは……」という気持ちにさせられるような……。ユートピアを通り越した、とても作者の独りよがりで囲われた狭い、痛みのない世界で、まるで全てが鎮痛剤が見せる幻覚のようで。なのに、それが猛烈な強度と、一種の切実さ、刹那さをもって立ち上がっているような作品。ぞっとしながらも、ヒンヤリしながらも、この、次の瞬間には覚めてしまいそうな夢の世界に、読みながらなにか祈りを捧げたくなるような、そんなギュッとなる感情がとめどなくあふれる全3巻。ろこつに年齢制限をかける描写が出てきたりもするのですが、この2巻はなぜかそういうシーンもあまりなく、すげえ、何だこれは、という気持ちになります。すげぇ……。
何十年も前から、作者の中で完成しきっている世界観を、その数週間だけを切り取って見せられたようでもあって、そこも含めて、ちょっと読んだことがないような作品でした。強烈……!
「死」に真正面から「逃げる」ことは、「死」に真正面から向き合うことと、とても似ているのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
愛しくて哀しい物語。
幸せな時間にやっぱり終わりが来てしまうのだろうか・・・。
続きをゆっくりと楽しみに待っています。
(2008年 コンビニ立ち読みで一目ぼれ)
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