- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812488928
作品紹介・あらすじ
不動産屋に勤める一条祐樹は、いたって普通の家庭に育ち、普通のルックスで、可もなく不可もない平凡な人生を送っていた。しかし、店に大学時代の憧れの先輩が現れ、平凡な生活がそこから次第に変わっていく。過去にただひとつ、普通じゃない経験を先輩としてしまったのだ。現在は有名な映画監督の、先輩こと・雨川太智は、祐樹を新居に呼び寄せ、カメラに収めながら身体を弄んでは、逆らえない祐樹を連れて、次々と引っ越していく…。その不可解な行動の真の目的とは?ある雨の日に始まった、妖しく甘美な恋物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
変人映画監督と事故物件のホラー風味。
-
久々に読みたい夜光さんでした!先輩も主人公も謎といえば謎だけど、エロも十分でよかった。
後ろのあらすじは、イマイチ誤解を与えるもので、ちょっと別の話になってるで。 -
変な先輩シリーズ第二弾か⁈と思いましたが、動機や職業柄を考えるとそうでもないかも。花吹雪先輩の座は揺らぎません!導入部から想像するよりホラー度は抑え目で、もう少し掘り下げた方が雰囲気があった気がします。
-
攻め:雨川大智
受け:一条祐樹
大学時代に憧れていた先輩は強烈な雨男。彼は今は映画監督としてそれなりに有名になっている。不動産会社に勤める祐樹のところに偶然にも雨川が家を探しに来て再会したものの、映画の次回作のために自己物件(お化けが出る)を借りたいと言われ!
ホラーか?と思いきや、夜光さんらしいコメディ要素満載の霊ものw
Hをすれば霊が近づかない、というのが本当かどうか分からないけど、怖がりの祐樹は雨川に抱かれているせいか、怖さを感じない。
結婚をしている先輩とのエッチは背徳で自分を許せないのだけれど、快楽に弱い身体はなし崩しにだかれてしまって…。
楽しくエロく読めましたw
絵師さんは初めて。カラーは色っぽいけれど、モノクロのページはキャラに華を感じられず、イマイチ。 -
シリアスというよりはラブコメ系のホラーでした。
怖いけどどこかとぼけたテイストの話は、夜光花センセならではです。
恐怖心をあおりつつ、エロ的にも期待以上に濃厚なので、読んでいてダブルでドキドキしました。
不動産屋に勤める地味メガネの祐樹と、大学時代の憧れで今では有名な映画監督になっている太智との再会愛です。
太智はホラー映画を撮るために怖さを実体験しようとワケありの部屋をさがしていて、カッコいいのにちょっと変。
嫌々、祐樹はいわくつきの部屋を紹介すると、その妖気漂う部屋で太智からなかば脅されるように、あれこれHなことをされてしまいます…
太智が自分勝手に祐樹を弄んでいるかのように見えるんですが、実のところすべて祐樹視点で描かれているのでずい分偏った思い込みが入っているんですよね~
祐樹は一方的に脅されて無理矢理Hされてしまってるように思い込んでいるけど、客観的に見たら太智のほうがメロメロになっているとしか思えないのが笑えます…
なのでHシーンは一見ハードでSMちっくだけど、とっても甘い仕上がり。祐樹がかわいくて天然で、ホラーな場面でもエロ場面でも笑わせてくれて楽しかったです。
事故物件探しが、実は単に映画のためだけではなかったところがポイントでした。
太智の身の上は確かに歓迎できることばかりじゃないし、背負っているものもあるので、これからは祐樹が彼を癒してあげる存在になってほしいです。
BLでも最近“事故物件”絡みの話がいろいろ登場していますね…
怖いもの見たさ、ってやつです。怖がりのくせに思わず読んでしまいます! -
ホラーミステリーなのに一条くんのおかげでドエロコメディホラーになって面白かった。