マギの聖骨 下 (シグマフォース シリーズ)

  • 竹書房
3.62
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本棚登録 : 651
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812490044

作品紹介・あらすじ

古代の錬金術師と暗殺者という二つの顔を持つ秘密結社ドラゴンコートが、マギの聖骨を手に入れた目的はただ一つ。狂信者のみが夢想しうるような恐るべき殺戮を実現するためであった。グレイ、レイチェル、そしてシグマの隊員たちは、聖書に記された謎を解きながら、ドラゴンコートと激しい戦いを展開する。聖骨の行方を追い、ケルンからミラノ、ローマ、ヴァチカンと舞台はめまぐるしく移り変わる。やがてファロス島の海底に眠るアレクサンダー大王の墓から、黄金の鍵を見つけ出した彼らは、最終決戦の地へと向かう。古代から中世へと続く闇の歴史の中に埋もれたその場所では、宗教と科学の力が一体となって、人類史上かつてない恐怖が生まれようとしていた…。

感想・レビュー・書評

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  • 一気読み!読み応えたっぷりで読後の疲労感に包まれています。
    毎度ながら著者の作品は、ミステリーに多種多様な知識が絡み合っていて奥深い。そして面白い!
    歴史、宗教、化学、鉱物…どこまでが現実で架空なのか境目がわからなくなってしまう。
    毎度ながら、この世界観を描ける著者は本当にすごいと思います。
    .
    深まる謎、謎、謎。どんでん返しの連続と怒濤の展開で先が気になって眠れません。
    世界は救えるのか!?闘いの中、見え隠れする恋の行方は?
    堪能しました!!

  • シグマフォースシリーズ、1作目。歴史ミステリの謎解きとアクションの融合。

    舞台にヴァチカンが絡んでいることもあって、否が応にも、ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出すが、キャラの魅力、高いアクション性により、私はこちらのシリーズの方が好み。蘊蓄に関しては、キリスト教信者でない者にとっては取っ付きがたいものもあったが、数々の罠やトリックが仕掛けられた暗号の解き明かしの場面は、単純に好奇心を刺激され、ワクワクした。黒幕の正体や、敵、味方の裏切りなど、最後まで目の離せない展開で面白かった。続きを是非読んでみたいシリーズである。

  • 科学と伝説とオカルトのコラボレーション!
    隠された歴史にはロマンを感じます。

  • 上巻の続き。

    秘密結社ドラゴンコートの野望を食い止めるため、米特殊部隊シグマフォースがヨーロッパ各地を舞台にキリスト教や世界七不思議に絡む謎を解き明かしていく。歴史的遺物に隠された秘密はなんだかややこしいし、最新科学にもとづいた考証は難しいことがいっぱい。でも、そんなことはどうでもいいのだ。次々に起こるトラブルと敵の襲撃、まさかの内通者、アクションシーンの連続は読み応え十分。

    敵のリーダー・ラウル、いいからやっちゃえよとは何度か思った(笑)

    最終的な謎の解明にはじゃっかん物足りなさを感じたけど、次の話も読んでみたい。

  •  ストーリーやら舞台設定は面白いのに主人公が考える作戦やら行動が後手後手過ぎてウケる。
     まぁ、そこは愛すべきアホの子という事でツッコミながら読むのが楽しいww。

  •  蘊蓄や限りなく本物っぼく思わせる歴史の新解釈は大好きだから、あり得ないド派手なアクションや絶対絶命展開が連続して多少嘘っぽくなっても赦せる、でもね、頭悪すぎな主人公、なんとかして欲しい。何度も罠に嵌まり込み死地からかろうじて脱出を繰り返す、ああまたか。ああまたか。

  • 本当にそんなことあるの? と始終思っていた。うーん物理難しい。
    科学を基にしたドンパチだらけの話。

  • 上下共に飽きる事なく読める。が、乱闘シーンや建物構図がイマイチ理解できず集中力維持のため家で読むのをやめ、最初から最後まで会社で読む。
    まとめるのが今まで以上に難しいし、理解するのに時間がかかるけど充実した本でした。

  • シグマフォースシリーズ1

  • 書店時代は文庫担当でした。
    かぐりんが働いてた書店は、
    ライトノベルはコミック担当がやってたんでよく知らないです。
    外国文学=外文も読まないのに担当してたっすね。
    でも、
    よく売れてたのが、
    初代「ミレニアム」シリーズ
    有名な映画化もされてたりもするダヴィンチコードなどの「ラングドン教授」シリーズ
    で、
    今回の「シグマフォース」シリーズですね。
    最初の「マギの聖骨」です!
    ちなみに、
    この「マギの聖骨」と、
    今読んでる4作目「ロマの血脈」を読んでみたくって今回から読み始めた。
    その次のケルトも気になる。。。


    秘密特殊部隊のシグマフォースに所属してるのが主人公グレイ。
    その上司がペインター。
    グレイの相棒がモンク。
    同じチームメイトがキャット。
    今回の事件で民間人の協力者が2名いてヴィゴーさんと孫のレイチェル
    グレイの敵がセイチャン


    シグマフォースはいわゆる、
    武器を手に取った科学者って位置づけで、
    敵のドラゴンコートは暗殺者ですが錬金術師なんです!
    と、
    読むとどこぞのライトノベルだ?!
    と、
    思うけど最新の化学兵器なども登場することからドンパチっぽいけど、
    ラングドンさんに通ずる歴史と科学とがカオスってるお話しです。
    ちなみに、
    シグマフォースは実在しないのかな?
    インペリアルドラゴンコートは存在してる団体さんなんだって!
    ギルドは?


    4作まで読んじゃってるからの感想ですが、
    古代人って何でそれ知ってるの?
    と、
    思うことがたくさんあるよね。
    ムーでもそういうの読んでたからなんとなくつかんじゃうけど、
    いわゆるオーパーツとかさ、
    なんでそれその時代で理解してたのって凄い疑問だ!
    どうやって聖骨作ったんでしょうね?


    ミレニアムは微妙かな?
    ラングドンもですが、
    このシグマフォースも世界観が広いのね。
    これほどの、
    広さと深さを物語りとして書けるのが凄い。
    スケールのでかさはやっぱり日本人じゃできないかな?
    どんなものでもそうですが、
    この1巻はやっぱり、
    みなさんの自己紹介な部分もあるし、
    これからの展開を示唆するという意味でおもしろいです。
    続き読みたくなる良書!


    最後に、
    なんでマギの聖骨が気になったかって?
    マギっていわゆる、
    「東方三博士」なんですよ。
    聞いたことないエヴァなんかで?
    ガスパール
    メルキオール
    バルタザールって。
    実は、
    後1人いるって噂があるんです!
    それも書かれてその正体にびっくりしたわ!
    読む価値あった!
    最後に、
    「求めよ、さらば与えられん」

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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