パイの物語(下) (竹書房文庫)

制作 : 唐沢 則幸 
  • 竹書房
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本棚登録 : 206
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812492093

作品紹介・あらすじ

1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は、太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り、助かったのは、動物たちを連れカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後ろ脚を骨折したシマウマ、オランウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も強しく危険な獣-ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。広大な海洋にぽつりと浮かぶ船。残されたのは僅かな非常食と水のみ。こうして1人と4頭の凄絶なサバイバル漂流が始まった…。2002年度ブッカー賞を受賞した文学史上類を見ない出色の冒険小説が、アカデミー賞監督アン・リーによって映画化。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったー!!

    「海って生き物だ」と思った。

    私なら虎と共存しようなんて思わないだろう。なんとか虎を海に突き落とし、自分だけ生きようとするだろうな。まぁそれ以前に、私なら数日間でも生きていられないだろうな。。舟についての知識も魚や鳥についての知識も乏しいから。

    逞しく生きる姿と壮大な自然が目に浮かぶようでした。
    映画も見たいです。

  • 2012-11-22

  • 下巻は漂流生活がメイン。この本が日本で出版された2004年には映画化が決まっていたと言うから、構想に長い時間がかかったんだなぁとおもう。映画はそれだけ美しいものだったけれど。映画よりも保険会社の日本人が嫌なやつ。動物が出てこない物語が真実だとしても、そっちを信じたくなるよね。

  • 映画より断然良い。

  • 観てから読んでよかった
    パイが暮らしたインドの街の景色が頭に補填されるから、第一部のパイになる物語がスムースに読めた
    第二部の海上での物語は読むのが止まらない。止められない
    そして、虎のリチャード・パーカーへの気持ちが通じるわけがない人と獣の関係の描写がたまらない
    小説版でも映画版でも最後はなんだか重い不思議な余韻

  • 太陽や海など自然に対することや、時間に対する価値観など漂流していく上での価値観というものに心が揺すぶられた。とても辛い漂流で孤独や絶望に苛まれる想像も絶する旅であるのに、美しい描写に圧巻する。また最後の第三部での展開には驚いた。是非読んでほしい一冊。

  • 漂流生活に入ってからの様子を描く下巻では生きること、それも「人間が生きること」にスポットが当てられます。人間が生きていくというのはどういうことか、押しつけがましくせずに、読む人に考えさせようとしている、と思いました。人間としての自分を受けとめ、あるべき姿を考えるという意味で、非常に哲学的な本だと思います。

  • ブッカー賞なんですよね・・・

    映画を観てから読んだから・・・というのは多聞にあるのかもしれないですが、それを引いても読みやすくはあったと思う。

  • 映画だけでも十分に満足できる作品ですが本も読むとなんだか物語をきちんと保管出来た充実感があります。見る順番からしたらやっぱり映画からの方が良いと思う。映像を蓄えてから読むと分からない部分が補える。また描かれていない残酷な描写も本だと更ににリアルかも。

  • 残り数十ページの為に読んではいたけど…映画を観終わった後のモヤモヤした感情はなくなる事はなかったでござるw

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