猫は音楽を奏でる

著者 : ねこ新聞社
  • 竹書房 (2013年3月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812493908

作品紹介

人間を虜にしてやまない可愛らしくも妖艶な存在「猫」。その魅力に酔わされた42人が綴る愛猫エッセイ集。猫文学紙『ねこ新聞』に掲載された珠玉の掌篇42選。

猫は音楽を奏でるの感想・レビュー・書評

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  • 「ねこ新聞」とはもう長い付き合いで、そもそもその存在を教えて入れたのは「猫絵師・目羅健嗣さん」だった。
    その教室で猫絵を習っていた頃、「あー、ごめん。またテキスト忘れちゃった。ちょっとこれ読んでて」と手渡されるのが「ねこ新聞」。
    表も裏もすっかり読み終えた頃テキストの用意が出来て、別にこのままずうっと読んでても構わないんですがとふざけて言うと「あー、そうねー。そうだよねー。でもさ、ちょこっとだけ描いてみたら?」といつも言われるのだった。目羅先生、その節はお世話になりました。

    さて、その「ねこ新聞社」から出た一冊。
    創刊101号から153号までに載せられたエッセーからの選りすぐりだ。
    2008年の【猫は魔術師】以来だから、実に二冊目の本となる。何だかちょうど良いユルさ。
    全部で42人の、名だたる作家さんもいればプロレスラーだの女優さんだの、とても多彩な面々。
    やはり「猫に出会ってから私はこう変わった」というのが多くて、次が「個性的な猫の個性的なふるまいに翻弄される日々」を語ったものが次に多い。
    そしてやはり、別れの悲しみも。これはいくら書いても尽きない悲しみだからね。

    家に25匹もいるんだから、何も本まで読まなくてもという突っ込みはナシ。
    猫好きなひとと、好きでない人と、特に興味のない人と。
    一番多いのは特に興味のないひとで、辺鄙な田舎だからみんなおおらかで猫を可愛がってくれるかと言うとそれも大いなる誤解。
    これだけの多頭飼いともなると、それはそれは気を使うのだ。
    よって、手放しで「可愛い、可愛い」と言っている作品に出会うと、こちらも相好を崩してしまうんである。
    猫好きさん、ぜひ読んでみてね。きっと頬が緩みっぱなしになるから。

    養老孟司さん、角田光代さん、なぎら健壱さん、内館牧子さんで大爆笑。
    関川夏央さんで妙にしんみりもした。
    宮城まり子さんのエッセーには、昔大好きだった吉行淳之介さんが登場して涙もの。
    まり子さん、私だって好きだったんですよ。出会いがなかっただけで。

  • 『ねこ新聞』創刊18年、150号記念のエッセイ集。
    全て猫のお話。
    可愛い猫の話は好きだし、さらに大好きな作家さんのエッセイも読めて大満足な1冊。
    こんなエッセイが毎月読めるなら『ねこ新聞』を購読したい。
    購読料はいくらなのかしらと真剣に悩む。

    猫がいつの間にか膝の上で寝ているというシチュエーションにすごく憧れる。
    ふかふかのソファで本を読んでいると愛猫がちょこちょこと寄ってきて、よじ登るか飛び乗るかする。
    「この本おもしろいよ」なんて声をかけて読ませようとすると、興味ないとばかりにそっぽを向いて体を丸める。
    あら興味ないのね、と続きを読んでいるといつの間にか猫はすやすやと気持ち良さそうに寝始めて、私もつられてうとうと…。
    なんて感じだ。

    家にはふかふかのソファもないし、愛猫もいないので全て妄想。
    猫の生態にも詳しくないので、「猫はそんなことしません」と言われたら即座に謝ります。すみません。

    親戚の家に住んでいた猫に一目惚れしてから、私の好きな猫のタイプは彼になった。
    綺麗で可愛くて、そっけなくて、伯母さんの話に出てくる彼の愛くるしさと私の目の前にいる彼のギャップに負けました。

    この本で語られる猫達の愛くるしい姿も、私には絶対に見せてくれないということが分かっている。
    触らせてくれないとか、近寄ってこないとか書かれていてもうらやましい。
    そこには絶対に家族にしか見せない姿があるはずだから。

    そうは言っても、自分が近寄ってもらえなかったら立ち直れないくらいショックだろうな…。
    他の家族と差をつけられたら嫉妬に狂うかも。
    よその猫に片思いしているくらいがちょうど良いのかもしれない。

  • 『猫は魔術師』に続き、文学紙月刊『ねこ新聞』101号から153号までに掲載された猫好き著名人のエッセイを選りすぐった1冊です。

    本書にも世の猫好きたちの愛がたっぷりつまっていました。
    俳優のなぎら健壱さんの、鳩を捕ってきた猫とお父様とのエピソードに思わず爆笑。
    プロレスラーの蝶野正洋さんや、アナウンサーの渡辺真理さんなどテレビでご活躍されている方や、角田光代さん、恩田陸さん、三浦しをんさんなどなど、私の好きな作家さんも名を連ねていてうれしい限りです。

    運命的な出会い、猫と過ごすなにげない日常、くすっと笑みがこぼれる猫のしぐさ、そしていつかは訪れる別れの時…。
    一度でも猫と暮らしたことのある人なら、本書を読みながら、我が家の猫との思い出や日常が頭をよぎることでしょう。
    そして、なんだかんだ言っても「うちの子がいちばん!」と満足気ににんまりしちゃうのです。

  • 猫好き著名人42名によるエッセイ集。付かず離れずな猫の魅力の虜となったら、どんな著名人も、猫が奏でる音楽に操られる。どんなに自己中心的であって、素気なくしようとも、心の隙間にそっと寄り添い、ひとを虜にする魔法の音楽を奏でる猫たち。

  • 何故、猫の良さをあげる時に犬の様に媚びないとわざわざ言うのか?

    42編中何編か猫を褒める為に犬を貶してるのが犬猫両方好きなので気になった

  • 人間を虜にしてやまない可愛らしくも妖艶な存在、猫。角田光代、三浦しをん、恩田陸、北村薫、養老孟司、藤田宜永など42人が、愛猫について綴る。猫文学紙『ねこ新聞』掲載を単行本化。

    作家や芸術家に猫ファンが多いことは知っていた。本作は猫に対する愛、猫との距離の取り方が各人各様の表現方法で描かれていて、ほぼ全篇楽しめた。小池真理子と藤田宣永の作家夫婦がそれぞれの目で飼い猫を描写していたのも面白かった。エッセイストによるあとがきの言葉「イヌはイヌも人間と考え、ネコは人間もネコだと考えている」なんと名言だろうか。
    (A)

  • おもしろかった!休憩本適性が素晴らしく高い。

    お目当ては神林長平氏と恩田陸さん。
    全42編のエッセイとあり、ジャンルも活動内容も多岐にわたるたくさんの方の猫エッセイをこんなに手軽に読めるのは贅沢!
    恩田さんと神林さんのはそれぞれ考え方やお人柄が感じられる素敵なエッセイであったのはもちろんのこととして、他で特に気に入ったのは、小池真理子、養老孟司、夏目房之介、高村薫、高見恭子、須藤元気、内館牧子(敬称略)…あたり。
    全編通してさらっと読める、良い猫本だった~

  • 作家と犬、よりも作家と猫のが個人的にイメージ強い。
    猫にまつわるありとあらゆるアンソロジー。角田さん目当てで手にとったけど他もほんわか。ねこねこしてます

  • 猫は飼うものではないと書いていたのは恩田陸だったか。
    飼いたいけど、アレルギーな自分としては、恩田陸やら三浦しをんの街で出会う猫の話にほっくりきた。

  • [北村薫さん関連の記事あり]
    「吾輩は猫である。まだ、なめられてはいない」北村薫

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