咲き誇る薔薇の宿命 (ラヴァーズ文庫)

著者 :
  • 竹書房
4.16
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本棚登録 : 114
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812494844

作品紹介・あらすじ

赤い瞳、年を取らない身体-。半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の愛を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる-はずだった。しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目、ついに最終巻です。
    不穏な空気満載で終わった前巻、いよいよ魔族全体を巻き込んだ大きな出来事に発展していきます。

    紲(受)の想い、ルイ(攻)の想い、馨の想い、蒼真の想い、ノアの想い、女王の想い…いろんな人のいろんな想いが錯綜しますが、行き着くところはみんな「愛するものを守りたい」なんですよね…。

    ずっと孤独で生きてきた女王に対しても、最後はなんかちょっと切なくなりました。

    ラストのお茶会がたまらんです(≧∀≦)
    “反骨精神と選民意識が混ざり合って自己顕示欲で塗り固めたような格好”って表現には笑いました。

    あー、私も蒼真をモフモフしたいんじゃああああ!!
    ネコ科はいいのぅ(*´ω`*)
    紲と蒼真の付かず離れずな距離感が本当に好きです。

    新居は今後みんなの憩いの場になって、賑やかになりそう…まあルイ父ちゃんはいろいろと気を揉んでソワソワと落ち着かなさそうだけど^^;

  • 怒涛の急展開で、追いつけない。
    後日談で気持ちを整理したい

  • シリーズ4作目。最終巻。あーー!面白かったー!良かったー! 前巻ラストのルイは本物じゃなかったね。だよなーと(^^;; あんなあっさりした再会になるわけないわ(^^;; ずっとハラハラドキドキだった今作だったけど最後は大円団! ルイと紲。今までの困難に立ち向かっていくことが出来たのはお互いを想い愛する揺るぎない心があっての事なんだな〜と。これからは二人の幸せの時間を過ごすであろう過ごして欲しい!と思わせるラストでした。

  • シリーズ完結巻。純血種の馨の力が圧倒的。でも、どういう動物も雑種の方が強いのは理にかなっているわけで、ここまでの流れの中で、吸血鬼、淫魔、豹の血を無理なく組み入れてきた構成には感心。全てがちゃんとつながっていた。
    どうやらスピンオフも2冊ほどあるっぽいので、楽しみ。蒼真の話が読めるの嬉しい。

  • 宿命シリーズ完結。怒濤の展開に息もつけない勢いで読了… 純血種同士の激しい戦いに馨頑張れって念を送るように読んでました!! 女王の事も最後まで読むとあまり憎めなくなってしまったかな… ちょっとだけ同情してました。運命に翻弄されてきた2人がやっと掴み取った幸せ、この先もまだ色々と問題は残っているだろうけどきっと絶対大丈夫!!って思える最後でした。スピンを出す予定があるみたいなので是非蒼真でお願いしたいです。そしてシリーズ中萌えまくりの國沢さんのイラストも素敵でした。

  • ツッコミどころはあるものの、世界観が確立されていて安定のBLファンタジー。ハラハラドキドキしながらの完結巻です。しかしこのルイ×紲シリーズ、表紙の受けはほぼマッパで清々しいくらいの脱ぎっぷり(〃▽〃)素肌に毛皮はある意味お約束ですが、素肌にウェディングベールはお初です!

  • シリーズ4作目、完結。1~4作目まで一気に読んだ感想は、すごくすごく面白かったしスッキリした。1~3作目が4作目を迎えるための焦らしだったとすればもう全部が★5でもいい。息子がここまでいい子に育ったのは叔父?さんのおかげかな、ほんとこのシリーズは面白かった。お薦め!無駄に長いシリーズ化されたものってだんだんネタがつきてきて同じような話が繰り返されるだけでつまんなくなるからこのシリーズのように3~5作の完結が潔くていいんじゃないかと思う。とにかくこれは良かった

  • 2巻3巻をGETしなければ・・・読めない(~_~;)

  • ▼あらすじ
    赤い瞳、年を取らない身体――。
    半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやまぜつ)と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。
    ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる――はずだった。
    しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!
    無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?

    ***

    砕け散る、乱れ咲く、焦れ舞うに続く四作目にして最終巻。
    今まで緻密に張り巡らされた伏線や設定を巧みに使い、最後は読者誰もが納得するハッピーエンドになっています。
    まさかここに来てあの設定が効いて来るか…!と、読みながら何度も感心してしまいました。
    まさに最後の最後まで計算し尽くされた完璧なストーリーだと思います。
    ラストの挿絵には思わず胸が熱くなってしまいました…!

    ファンタジー系のBL小説でどれがお勧めかと聞かれたら私は自信を持ってこの作品を勧めます。
    人外好きには堪らない設定ばかりでシリーズ物にありがちな中だるみ感もなく毎回ドキドキわくわく…時にハラハラしながら読んでました。
    どのシリーズも本当に何度も読み返したくなるぐらい面白いです。

    なのでこれで宿命シリーズがこれで最後だと思うと悲しいです…。
    でもスピンオフがあるみたいなのでそれに期待したいと思います!

  • 吸血鬼と淫魔のシリーズ最終巻。表紙からハッピーエンドの予感はしたけど、最後までドラマティックで大変だった。女王と息子ちゃんのバトルとか凄かったし、本当に面白かったです。幸せな気分になれますよ〜

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著者プロフィール

『不夜城のシンデレラ』がホワイトハート初作品。
現代ものからファンタジーまで幅広いジャンルを書き分ける。
竹書房、プランタン出版などで活躍。

「2013年 『料理男子の愛情レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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