- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812495155
作品紹介・あらすじ
明るくていつも前向きなマイクの唯一の悩みは、同級生よりも体が小さくて"カワイイ"こと。なぜなら、誰よりも恐ろしい"怖がらせ屋"になることが、彼の子供の頃からの夢だったから。その夢を叶えるため、ついにマイクはあこがれの大学"モンスターズ・ユニバーシティ"に入学することに。だが、そこにはサリーをはじめ、彼よりも大きくて才能あふれる未来の"怖がらせ屋"たちが大勢いたのだった…。モンスター界最恐の"怖がらせ屋"のコンビはどのように誕生したのか?マイクとサリーが初めて出会う"学生時代"を舞台に、モンスターたちの夢と友情と心躍る冒険を描いたファンタジー・アドベンチャー!
感想・レビュー・書評
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(映画の方の感想です。一応ネタバレしないようにはしています)
「夏のモンスター映画まつり」第一弾として観て来ました。
普段ならソフト化されてからレビューを書くんですが、ブクログは公開中の映画の感想を書くことができないので困ったもんです。今回はどうしてもこのタイミング、観た直後に書きたかったので。忘れちゃうし。
学生さん、及び卒業直後ぐらいの方は絶対に観た方がいいです。
自分のブクログでのフォロウィーさんで学生さんは、皆さん劇場で観そうだけどね。
これはですね、『桐島』とテーマがほぼ一緒です。方向性はちょっと違うんだけど。
というのは『桐島』はその後の未来は全くわからないのに対して、
『モンスターズユニバーシティ』は前日譚なので、その後はみんな知っているので。
ロッテントマト等の評価が意外と低くてですね・・・
いやー、お前ら何を期待して観に行ってんだよ!?っていう。
ふざけんな!と。
前作が大好きで、前作の感じを期待してたら見事に裏切られます。
だからそこんとこだったのかな?
あと、ラスト近辺だと思うんだけど・・・
僕は前作がそこまで大好きじゃなかったので、今作もよかった。
今回はガチで青春映画です!!!
主人公のふたりは笑いがほとんどない。
前作はマイクがお笑い要員で、ラストで『笑い』に持ってくんだけど、
今回は時系列的にその前なので、『笑い』は禁じ手で。
サリーもマイクもランドールも、最初の性格が全然違う。
ここんとこがすげー良い!
大学、学生時代を通して3人とも変わっていく。
そして、サリーもマイクも折れるんですよ!挫折するんです。
これが見事。折れずに大人になったやつなんていない!!
折れてないのは挑戦してない奴だ!!それはランドールだ!(笑)
で、マイクをお笑い要員に使えないかわりに、すげー笑えるキャラが出ます。
それがアート!こいつが最高でした。
まずこいつの所属学部で大爆笑。
あとスクイシーのオカンや子ども時代のマイクの痛々しさが最高。
こういうとこがね、良いんですよ。
みんな自分の中に、マイク的な部分、サリー的な部分、ランドール的な部分を持ってるわけ。
だからすごく共感できる。
「あー俺は学生ん時サリーみたいだったなー」とか
「ランドールみたいなとこあって恥ずかしいなー」とかね。
そういう構造も『桐島』と非常に近いです。
誰でも多かれ少なかれそうだと思うけど、自分の適性というものに対して
学生時代~就職してからも悩む。
「この学部に進学したけど、ほんとにこれでよかったのかな?」
「この就職先でよかったんだろうか?」
僕もずっとその悩みは抱えていたし、今もその延長線上にあります。
この映画を観る前に観といたら面白いのは『キャリー』かなと。
逆『キャリー』なシーンが出てきますんで。
あと、いつものディズニー映画の国内配給のやり方は本当に腹が立ちます。
吹替えしかないんだもの!!!!
英語の文章を日本語に変えちゃうし、字幕つけないんだもの!!
(BDとかソフトになってもこの点は一緒)
田中さんも石ちゃんも好きなんだけど、選択肢が無いのが腹が立ちます。
3D版なんて作んなきゃいいんだよ。
あ、フォローするわけじゃないけど石ちゃんのサリーはとてもよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示