- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812499696
作品紹介・あらすじ
あたし、樺山由佳は、2度目の殺戮ゲームの席に着いていた。参加者は13名。全員、2年4組のクラスメイトだ。前回は村人側として人狼を駆逐し、勝利を収めたけど、今回は逆に村人たちをあざむき、ひとりずつ殺していかなくちゃならない。普通の女子高生なら絶望するのかもしれないけど…あたしはむしろ興奮し、驚喜していた。なにせ、ずっと待ち望んでいた「非日常」を存分に楽しめるのだから!複数の「自称予言者」が現れ、追いつめられた人狼が道連れを欲し、共有者がほかの村人たちを扇動する。場が混迷を深める中、あたしはひとりほくそ笑み、さらなる血の味を求める…!
感想・レビュー・書評
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前作を読んだのでビーストサイドも読もうと購入。前作でも思ったのだが、なんだかダンロンに似ている気もする…。小説読んだことないけどなんだか雰囲気が…挿絵の感じとか…。と思っていたら、どうもダンロンの作者と同じ方であるようだ。納得。今回も面白かった。主人公がなかなかタフだというか、逸脱しているというか…。なんかものすごかった。
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人狼ゲームの続編というか、「今度は殺る側」。主人公が自分の手で人を殺すことに何の躊躇いも感じていなくて感情移入しにくかった。瞳あたりが主人公だともっと面白かったような気もしないでもないけど。「人狼ゲーム」より死の描写がきつめ。最近実世界でも凄惨な事件があったばかりなので、何となくこの手の本は感情的にブロック気味。
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由佳の退屈が嫌いなのには共感できる。
しかし、あそこまで適応できるのは異常ではないだろうか。
実際に命を賭けて戦ったことがないから分からないが…。
心情描写が少なく、状況描写ばかりなのが残念。
人狼の骨頂は心情の変化と頭脳戦にあると思う。
心情描写があった分、前作の人狼の方が面白かった。
他にも、恨んでいる相手がわかるというシチュエーションと比べて、もともと誰を憎んでいるか知っていて、勝手に私刑に人狼の投票を使うというのが弱い。
後、気になった事を一つ。
P28三行目は、身体の「内側から」湧き起ってくる。ではないだろうか? -
人狼ゲームの第二弾!
今度の主人公は人狼!!
今作は人狼側の工作と駆け引きを楽しむ事に重きが置かれています。
登場人物が多いと名前と設定を覚えるのが大変でした。
私は人狼ゲームをやった事があります。
今作も十分楽しめました。
読む前に人狼ゲームをすると更に楽しめます。 -
人狼ゲームの2作目
でも前作の方々は登場せずに、全く新しい人達で人狼ゲーム
そして今回の主人公は人狼サイド
人狼3
占い1
共有2
村人7
人狼3だったら霊媒がいないと村人不利じゃね?と思う
さらにゲームと違って行動ペナルティの死もあるし、リアル人間関係の恨みつらみで村人も役職を騙るし、マヌケな村人もいるし
明らかに人狼有利だよね
ま、小説の設定自体が人狼有利な状況前提なわけだけど
そんなわけで、今回は「誰が人狼?」ではなく、「どうやって?」がメインのストーリー
まぁ、村人でも厄介な役職が誰かという面もあるけど、やはりメインはどうやってだね
さらに人狼サイドも一枚岩ではないし
とりあえず、リアル人狼やったら僕は生き残る自信がないなぁ -
今度は人狼側。残念ながら主人公は交代してしまいました。
今回は前回村人として生き残った3人が人狼として行動する話。
少し動機が弱い気がしました。
前回の主人公であれば手にかけた人のためにも生き残る!って決意があったので人狼側でどう立ち回るかが楽しみの一つだったのですが。
今回も立ち読み、某本屋さん毎度お世話になってます… -
人狼ゲームの続編だったみたいだけど、こちらだけでも十分楽しい。
人狼ゲームは、TVで知ってとても好きなので、小説出たと知って即買い!
実際に本当に死んでしまって、リアルなとこもあり怖いけれど、面白さとしては期待以上でした。
人間性や人間関係も見え隠れ。
ルールもTVと変わらずで入りやすかったです。
こういった頭脳戦の小説は大好きです。ただ、頭脳戦は難しいのが多いので、理解して楽しむにはこれはちょうど良かったので、第一作目も読みたいですね。