愛される貴族の花嫁 (SHYノベルス)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 130
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813010173

感想・レビュー・書評

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  • カップリングは奏(伯爵家の跡継ぎ)×一葉(子爵家の跡継ぎ)です。
    BLによくある身代わり花嫁ものです。一葉の双子の妹と母親が車の事故でなくなってしまい、お家の為に女装して嫁ぎます。
    寡黙攻めは私の中では珍しかったのですが、すごい良かったです。
    気に食わないことがあるとお仕置きと称していろいろやっちゃう攻めが多い中(それはそれで好きですが)話し合いで解決しようとする攻めに初めてお目にかかりました!!
    寡黙すぎて全然解決してませんが(笑)
    受けも健気でお似合いのカップルでした。
    攻めのセリフで好きなのが、「きみがわたしのものだから、わたしはきみを大事にしたいんだ」ってやつです。普段無口なのに!! ドキューンでした(*^^*)
    貴族シリーズを5巻まで読んで一番好きなお話でした。
    気になるのは跡継ぎはどうするだろうなって事ですかね。遠縁から養子でもとりそうですね、というか受けはいくつまで女装しとくんだろう?

  • とても面白かったです。
    一気読みでした。

    伯爵家の跡取り奏から、亡くなった双子の妹桃子の代わりに嫁いできて欲しいと頼まれたヒロイン(男・受け)一葉。
    財政的に逼迫している実家の子爵家を立て直すためにと、男の身で女として娶られ扱われる屈辱にも耐えようとします。
    ヒーロー(責め)の奏は怜悧なイケメン。感情の起伏にも乏しく、一葉は妻となっても彼の心中が読めません。ただ妻として体を求められるだけの関係に嫌気が差しつつも、次第に奏に惹かれていって―。

    ストーリーとしては、よくある身代わりものです。
    感想としては、無理にBL小説でなくても、男性と女性の関係に置き換えたとしても、そのまま政略結婚で結ばれた夫婦が真実の愛を育んでゆくお話として通用するのではないかと思いました。
    大きな山もなく結末は予想できるものの、それでも最後まで一挙に読者を引っ張るのは流石に遠野春日さんだなと思いました。
    イラストもとても素敵で、一葉の中性的な可憐さがとても一葉のキャラに合っていると感じました。

  • デジャブ感ハンパない。マジで読んだことがあるかも。
    中身は王道。良くも悪くも王道。

  • ハッピーエンドが見越せるので安心して読める。昔の見合い結婚の夫婦ってこんな感じから情が湧いていったのかもね。
    とりあえず書生キモイ。

  • ハーレクインか?ハーレクインか!
    わかりきったこの展開が、しかし何故だか好きである。

  • あらすじ:「わたしさえ黙っていれば、誰もきみと妹が入れ替わっていることなど気づくまい」双子の妹である桃子の死が確認された日、一葉は妹の婚約者である滋野井伯爵家の跡継ぎ・奏から、身代わり結婚を申し込まれた。僕は男です、そう断りたかったが、家の存続のため、一葉は桃子として嫁ぐことを決意せざるをえなかった…男の身でありながら女として扱われる屈辱感。愛する人がいながら一葉を抱き続ける奏。次第に快楽に溺れてゆく身体。孤独にさらされながらも、一葉は次第に自分の気持ちがわからなくなり…。

  • ◆ 貴族シリーズ-05
    この作品に限らず、“男花嫁”設定はどうも“軽い”ように感じる。
    この作品について言えば、構成や描写に関しては好みなだけに悔しい。
    設定にもっと現実味を持たせ、重厚に仕上げる力量がある作家だと思うのだが。惜しい。

  • 花嫁ものです。
    妹の身代わりに嫁がされる双子の兄という設定。
    それにしても花婿が口べたで、あれでわかる
    花嫁ちゃんはエライ…

  • 死んでしまった双子の妹の代わりに、無口な貴族の美男子のもとに嫁ぐというお話…
    落ちぶれた家を救うために、健気です…
    暴漢から助けるシーンなどハラハラドキドキが満載です。

  • 遠野先生の貴族シリーズで2番目に読んだものです。

    家のために亡くなってしまった双子の妹になりすまして攻くんと結婚する受くん。健気でした。
    こう攻くんがかなりぶっきらぼうで無口なんですが優しくてよかったです。無理矢理犯す…は犯すけど暴君っていう感じではなくてですね…。気持ちを伝える言葉を持たないから身体でって感じかな?我侭とかそういうのじゃないんですよー。
    そんな攻くんに惹かれて行く受くんなんですが、妹が愛した人だったので戸惑ってしまう心の動きなんかもよかったです。
    ただすごく気持ち悪いキャラが出てきます。が、そいつのおかげでこの二人がくっ付いたのも事実なのです。

    とてもオススメ!読後感がよかった。

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著者プロフィール

貴族や名家の御曹司等、きらびやかな世界観を表現した作品が数多く、読者の支持を集めている。

「2017年 『なんでも屋花曜祐介の事件譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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