君のために泣こう (SHYノベルス)

著者 :
  • 大洋図書
3.33
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本棚登録 : 231
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813010258

感想・レビュー・書評

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  • あらすじを読んでよっぽど気に入ったのか、気づいたら本棚に2冊もあったこの本。読んで納得、ワタシ好みの暗ったい話。後半、静一の元を去っていった亮介に許しを請うために、亮介のところへ何遍も何遍も通うシーンとか、よくある展開だとは思いつつ、でも静一同様自分も何度も落胆を繰り返してしまった。そして最後、ああやっぱダメなのか…となってからの~~、あの結末でよかった。それにしても静一は危なっかしいやつだな、あんなに足元が覚束ないんじゃ亮介もこの先心配だろうに(笑)。

  • どうもフツー過ぎてしまって途中でリタイヤ。フツーでは満足できなくなっているだけなのかも(汗)。血のつながらない兄弟もの。
    英田先生は好きだしクセのようなものもあるってわかってるんだけど、今回は乗り越えられなかったかな。超えるときはほいほい超えて、偶然の出会いとかご都合主義とか気にならないけれど、今回は気になってしまった……

  • 英田先生の初期作品。現在の小説の片鱗があるような。兄弟もので同居っていいな!

  • もっと早く読めばよかった…!
    背徳感と切なさのバランスが絶妙です。

    血の繋がらない弟・亮介から求められる兄・静一。兄弟なのに、家族なのに、でも1人の男として惹かれ、愛されることに抗えない。

    静一の心境の変化が細かく描写されていて、あっという間に引き込まれました。大きな事件はないものの、徐々にスピードをあげて展開していく2人の関係に引き込まれ、あっという間に読了ですw

  • 義弟×兄
    そっけない態度の弟が、好きな人にだけは優しくなる。ポイント高いですね。
    兄弟での禁忌感が薄い私なので、お兄ちゃんそんなに悩まなくてもと思ってしまうので星が低いですが良い話です。

  • 英田さんの初期作品で、英田さんにしてはめずらしく恋愛オンリーなお話です。
    英田さんといえば、刑事とかヤクザとか、ヤクザとか、FBIとか…(以下略)
    血のつながらない兄弟モノです。兄弟モノって、なんかそれだけで背徳の香りがして淫靡な感じ。
    あくまでも個人的な統計ですが、既読の兄弟モノは圧倒的に“弟攻め”が多い。
    秀逸な“兄攻め”の作品があったら読みたいな~♪
    初期作品といえど、安定感のある筆致でしっとりと読ませます。
    亮介が子供の頃から兄の静一だけを慕ってきた静かな執着が結構心地よい。
    誰にも頼らず生きたきた兄を今度は自分が守りたいという気持ちもいじましいです。
    亮介のバイトするバーで兄に言い寄る男に『Between the sheets』→『Blue moon』と牽制するあたりも独占欲むき出しでいい。
    気持ちを通わせ合いながらも兄であろうとする静一は姑息な手で亮介を切り捨てる。
    まだまだ青臭い亮介はすっかりそれを鵜呑みにして出て行ってしまう。
    失って初めて、亮介の存在の重さを知る静一。子供の頃から亮介がどんな気持ちで生きてきたのかも。
    心を決めた静一が追いすがっても追いすがっても、なかなか許そうとしない亮介。
    すれ違う気持ちが、ちょっと切なかったな。
    最終的には愛を確かめ合って、甘やかな時間を過ごすエンディングにはキュン。
    『あんたの涙は俺が拭ってやる。これから先もずっと…』なんて頼りになる弟ってステキ。
    北畠さんの雰囲気のあるイラストもきれいだった。

  • 未入手
    期待度★★★★☆(あらすじを読んで)

    以下あらすじより
    「本気で嫌なら抵抗してみろよ」父親がなくなり、ひとりぼっちになってしまった静一の元に、ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。すっかり大人の男に成長している亮介はまるで知らない人間のようで、静一は落ち着かない。そんなある日、酔った静一は男とホテルに入るところを亮介に見咎められ、越えてはいけない一線を越えてしまう。こんなの許されない、例え血が繋がっていなくても…煩悶する静一に情熱を隠さない亮介だったのだが

  • 義兄弟ものか…。

  • (あらすじ)
    「本気で嫌なら抵抗してみろよ」父親がなくなり、
    ひとりぼっちになってしまった静一の元に、
    ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。
    すっかり大人の男に成長している亮介は
    まるで知らない人間のようで、静一は落ち着かない。
    そんなある日、酔った静一は男とホテルに入るところを
    亮介に見咎められ、越えてはいけない一線を越えてしまう。
    こんなの許されない、例え血が繋がっていなくても...
    煩悶する静一に情熱を隠さない亮介だったのだが...。

  • 番外編を手に入れたので再読。弟に振り回されてる兄といった風情ですが、実は兄の心の揺れに弟が翻弄されてるような…。でもそれがあったから自分の心が求めてやまない真実に気づいたと言えるのかも。

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