寡黙な華 (SHYノベルズ)

著者 :
  • 大洋図書
3.19
  • (6)
  • (19)
  • (66)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 235
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813010319

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★3.5。幼い頃、共に暮らしたことのある従兄弟同士。
    攻めがひとつ年上の従兄がほしいがために、華族である受けの家の養子になろうと画策する。受けも病弱で対人恐怖症のため、家を継ぐのは攻めの方が良いと考えている。
    再度、共に暮らすうちに、ふたりの距離は縮まってきていい雰囲気に。しかし、社会復帰の一環として受けが女装して社交界に参加していたところ、偶然居合わせた攻めがキレて、強姦、さらに逃げようとした受けを監禁。

    おま、こんな過激な性格してたのかよ?!ってくらい非道なんですが、受けが心を病んでしまって、攻めが懺悔する姿にすっきりしました。

  • 馬宮辺先生が良いキャラしてる…。
    千早が思いを自覚して、メロメロになるところがもっと読みたかったなぁ…

  • 買ってみたけどずっと本棚の奥に眠っていた本を一気読み。割と読みやすくてカップリングもキライじゃなかった。一途な攻めはやっぱり大好物だったりするので甘めかもしれないけど★4

  • あまりにも違う二人。一度ねじれてしまった思いは、もう元には戻らないのだろうか…。切なくて胸に響く一冊です。( エロアリ★★★)

  • 時代もの。イラストがキレイだった~。何もわからない千早が徐々に大人になっていく様子がよかった。馬宮部が好きでした。友人ながら、いい味だしてたわ。最後は成長した千早が姿を見せるシーンはかっこよかったです。

  • 櫻林院侯爵家の長男でありながら過去の事件によるトラウマから半ば幽閉された生活を送っていた千早の元へ、次期侯爵候補であり一つ下の従兄弟、邦彦が突然現れる。
    邦彦の狂気じみた執着に戸惑いながらも心を許していく千早。
    心のすれ違いから嫉妬に駆られた邦彦が取った行動で過去の封印が解かれて発病してしまう千早。
    二人の間でバランスを取ってくれる医者の馬宮辺の存在がいいです。
    華族の因習とその時代の古臭さが味わえて、読み終えてしっとりした気持ちになりました。
    華族物、実は好きです♪~陰湿さが良いスパイス☆

  • あまり感情移入ができなかったのは、私の読解力のなさなのか・・・何度読んでも読みづらかった。

  • 長髪受け。そして儚げ。たまらないです。
    お話のテンポも好きなのですが、空白の3年が気になるところです。

  • 設定は面白いのですが、中身がちょっと詰め込んだ感があります。
    大好きな榎田作品にしては…イマイチという感じですね…

  • タイトルと設定が非常に好みだったので購入しました。閉じ込めておきたいくらいどうしようもない感情、と云うのは好きなのですが矢張り一巻だけだと色々と足りなかったなあという印象。むしろ千早が成長した後の続きが気に為ってしょうがないです。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京都出身。2000年、「魚住くん」シリーズ第1作となる『夏の塩』でデビュー。以降、多彩なテイストの魅力的なボーイズラブ作品を世に送り出している。代表作としては「交渉人」「漫画家」「Nez〔ネ〕」各シリーズなど多数。榎田ユウリ名義でも「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖き庵夜話」「死神」各シリーズなどを発表し、読者から熱い支持を得ている。

「2022年 『threesome』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田尤利の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×