姫君の輿入れ (SHYノベルス145)

著者 :
  • 大洋図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813011132

感想・レビュー・書評

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  • 平安時代大好きな私にはドンドンピシャリ!とりかえばやが好きで、BL的にもおいしいよね〜そういえば 平安BLってあんま見ないな〜と思って検索かけて行きつきました。
    貴公子の求婚も楽しみ!

    感想ですが。
    とりあえず開いて、2段組か...ボリュームに怖じけそうになるも意外とサクサク読めました。
    だからって時代考証が適当ではなくて、学生時代の知識とGoogle使いながら平安を思い浮かべて...
    中盤ぐらいまでは、各人の単衣の色も頻繁に出てきて想像の中でも上品な色合いにうっとりです。
    ただし、調べないと分かんないですが...笑 でもここで現代的に言われても嫌なんで、私はこの平安感が好きでした!

    萌えについて。
    私のピークは、結婚前〜狭霧が狩衣を着る前ぐらいまで。この辺りが一番好きだったなー。
    女であること甘んじて受け入れながら、心の底では男になることを望んで、でも実親に少しずつ惹かれていって...
    いつしか、嫉妬までするようになる。この恋の流れが好きだった。

    欲を言うなら、この流れをもっと葛藤入れまくって綿密に書いて欲しかった!!
    狭霧の男として生きてみたい気持ちと、女のような恋心は、BLじゃなくてももっと悩むはず。実親様好きよ、男の私も褒めてねって簡単に整理つきすぎたのが....
    実親もです。政敵の弱み、政治の道具としての利用価値。あまりの美しさに惑わされたのか?とかネタはむちゃくちゃあるでしょ!始終一貫して、ただただ良い人だった実親。一瞬でも狭霧を裏切り、左大臣家を陥れる...みたいな部分も欲しかったなぁ......

    なんか悪い人がいないんだよ!

    光則兄さんも萌えでした。
    実親と狭霧を取り合うのか?という私の予想を遥かに裏切り、結婚されてました...残念!笑
    でも絶対、小さい頃狭霧に恋しちゃってたと思うの!

    久々にBLらしいのどかっと読んだなぁと思わせる一品でした。

  • のじくんが可愛すぎて…!
    こういう儚い役は安心して聞けるからいいね。
    オノディがかなりの久々でこんなだったかしらと何度か思いながら(笑)。
    最終的に結構な人数にバレたけど、世間に知られるみたいな感じじゃなくてちょっと肩すかしだったなー。
    ラストのところでなぜ刀を抜いたみたいなSE入ってたのかわからんけど。
    遊佐さんがすごくセリフ少なくて残念だった…。
    もう少し喋ってもいいのよ?
    というかもっと対立してよ!(笑)
    神谷くんもほんのちょっと低めの普通の感じがとてもよかった!
    絡みが全部フェードアウトなのがちょっとな…。
    最後くらいはちゃんとあってもよかったんじゃないの?
    あともっと仲違いというかひと悶着あったほうが…!
    知らぬ間にオノディものじくん好きになってたしな。
    王道過ぎてちょっと予想外みたいなところがほしかったなー。
    のじくんのナレーションで何度か泣きそうになったところがあったのでよかった(笑)。

  • ◎総合評価 3
    ◆ヒロイン? 2  ◆ヒーロー? 4
    ◆純愛 3     ◆情熱 2
    ◆さわやか 3   ◆セレブ 2
    ※気持ち的には★2.5。後半の急展開が面白い。

  • CDが登録できないからこっちで登録

  • 平安時代が舞台のお話です。

    父親が宮廷でうっかり「姫が生まれた」と言ってしまったことから、
    生まれたときから姫として育てられた狭霧が、光源氏にたとえられる宰相源実親に実は男子とばれて、襲われちゃうというストーリーです。

    BLの時代物はあまりピンとこないと思っていたのですが、このお話は結構好きです。

  • 眠い・・・。平安モノって読んでると眠くなるとゆーか、自分に合ってないなーとつくづく思う。
    とりあえず前半過ぎたあたりから慣れてきてサクサク読めるようにはなったんだけど、名称がどうもすんなり頭に入ってこなくて、宰相中将様???とか中納言???梅壺???とかね。
    美姫と名高い左大臣の姫。しかしその姿を知るものはなく、噂ばかりが広がる。そんな中、左大臣の政敵でありながら都の女性の憧れである実親が左大臣家に侵入し・・・。
    自分の意思に反して女性として育てられた狭霧が敵ではるはずの実親の元で本来の自分の姿を取り戻していく物語という感じかな。

  • ☆4.7
    平安 男の娘BL
    面白かった!!
    主人公は男でありながら、左大臣の父が右大臣と張り合うために女として育てられます
    その後色々あって、攻めに嫁ぐんですが…
    2人が上手くいきそうなところで、ちょっとした誤解が重なってすれ違ってしまうのが良かった!!
    受けはかなりラストの方まで姫なので、女装男子受けなんですがw
    可愛いのでもう何でも良いです(^p^)ww
    平安モノだけど難しくなくて気軽に読めますが…二段組みで読み応えあったので満足です

  • 狭霧が姫として育てられる事になった経緯は正直アホとしか思えないんですが、実親が狭霧を大事にしていこうとする変化がよかったです。

  • 「罵りさえも、あなたの愛らしい唇から溢れると思えば心地よく響くものです」 57P

  • かなり時代考証もしてあり違和感なく読めました。

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著者プロフィール

「清澗寺家シリーズ」(幻冬舎コミックス)や「キスシリーズ」(講談社)など、多くの人気シリーズ、著作を持つ作家。ドラマCD化した作品も多数ある。特に名門華族・清澗寺家一族の大正時代から戦後までのドラマを描いた「清澗寺家シリーズ」は熱心な読者が多く、完結を記念して完全予約限定のファンブックが発売されるほど。

「2019年 『キッチンカー鎌倉、推して参る 再出発のバインミー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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