- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813011491
感想・レビュー・書評
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もっとシリアスな遊郭物を期待してたので、あっさり感はあったけど受けが幸せなので良かった。
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男娼系、展開的には王道なんですが、情事が多めでさくっと読めます。
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今はもうない遊郭の世界が艶やかで、楽しめました。ただ、花魁に外出が赦されないのはあくまでフィクションで、実際は旦那と旅行に行ったりしてたそう;;
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正直もう遊郭モノは飽きてきたかなー。ってところで、ありがち展開の話だったのでイマイチでした。
受の過去を知る男がやってきて水揚げされるけど、本当の気持ちは言えない・・・。みたいなね。
そんな受に攻もイライラしてひどく扱っちゃったりするんだけど、あることがきっかけで本当の気持ちをお互いに認めあって大団円。
そういうのばっかりなのでどうにもげんなりかな。
特に遊郭モノとして目新しい話ではありません。 -
遊郭舞台に繰り広げられる愛憎劇です。美少年が郭に売られて無理矢理いろいろな男と、みたいな話は食傷気味で敬遠していたのですが、榎田センセがどう描かれているのか興味を持ったので手に取りました。
南条財閥の御曹司×水揚げ直前新造女郎の花嵐。突然、自分の前から姿を消した少年が遊女となって現れ、貴師の心の中は荒れ狂います。
他の遊郭ものとは切り口がちょっと違っていて目新しいかんじ。男の心のまま遊女として生きようとする華嵐こと暁芳。何のこだわりもなく男に抱かれることを望む話とか、売られて抱かれて感じて目覚める話とか横行?する遊郭ものではなく、男としての矜持を手放さない結果としての遊女です。
不本意に男でありながら遊女に身を落とし華嵐となった暁芳や、遊女を厭いながらも華嵐に執着する貴師の心情にも素直に納得できました。
それは、やはりストーリーの構成力、郭の風習しきたりを仔細に描き出す巧みさ、テンポのよさなど筆力によるところが大きい。
まぁ、なんだかんだいってもBLファンタジーの世界であるわけだから、筆力があっても萌えがなくちゃ意味がない。濡れ場はしっとり且つ情熱的でステキではあったけど、センセらしい垣間見えるエロってのが若干物足りなかったかも。
難を言えば、「あらゆる淫らな姿勢を取らせ、淫猥な言葉を教え、姿見の前で抱くこともした」などと適当な説明のみで終わらせることなく、ねちねちと濡れ場をすべて描写して欲しかった。ゼイタク?
遊郭の克明な描写で、エロに割くページがなくなっちゃったんでしょうか…
貴師の男の色気溢れる強気な言葉攻めは、ステキでした。萌えます。
そして一番盛り上がる絡みは、なんと女郎姿ではなかった。ちょっと残念。その前後の志乃の足抜け騒動と混同して個人的には興醒め。暁芳として抱かれるのは花魁道中の後でもよかった気がするんですが。
気になる点もありましたが、結果的には架空の遊郭の世界にこんなにどっぷり浸れるとは思わなかったのでかなり高評価です。 -
とりあえず、ハッピーエンドでよかった。時代物って、バッドエンドが多い気がするので・・・。吉原唯一の男遊女の設定が面白いね。「客に惚れたら遊女は地獄」が印象的。弥呂久がいい味出してた。華嵐は色っぽくもあり男らしくもある、そんな所が魅力的でした。遊女の生き様がよかった。
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挿絵が少ないような気が……気の所為?
内容もどうにも薄っぺら感が否めない。伏線をもうちょっとちゃんと張って、きちんと解いて欲しかった。 -
御曹司×花魁