- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813011675
感想・レビュー・書評
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短編二話で構成されている一冊。
まず表題作の『青鯉』。
不思議な世界で独特なストーリーで面白かったです。特に最後の妻の用意周到さには驚きましたが、すごく楽しかった。
だけれど、次の『デリート』。
相手を好きで好きで仕方がなくて病んでいってしまう天野。イイのだけれど、最後のオチはどうにかならないのかと思ってしまいました。謎な展開もそのまま放置。不思議な終わり方で、でも気にするほどこの話にのめりこんでもなかったので、スルーしてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作は雑誌で読んでいて、何だか色気があって妙に気になる不思議な話だったんですよね。忘れた頃にこうして一冊にまとめられて嬉しいです。
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珍しい設定の話だなぁと。
外出先から帰ってきて、ふと腕を見て鱗が出来てたら、そりゃびっくりです。おまけに臭う(笑)
そんな奇妙な症状のサカナじみた二人がプールでいちゃこらする話。
同収録は、血を吸いたくなる衝動に駆られる男の話。
血って興奮作用があるっていうけど、それは生き物の本能なんだろうか?
さらっと流れる空気感が素敵な現代ファンタジー。 -
08/8/12
ファンタジー系?のお話。
濡れ場のシーンがあからさまではないのに色っぽいのは作者の腕なんでしょうね。
もう一つのお話はちょっとイミが分からんかった。。。
『魚偏に喜ぶと書いて、どう読むか知ってる?』124P -
さすがに・・何か読み終わって寂しい感じというか・・うーん。
でも、最終的に幸せなら良し!!
高階さんのイラストが毎度ながら好きです。