音無き世界 (SHY NOVELS 242)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 223
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012108

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  • 「──妬いてるの?」
    フリーの映画ライターとして活躍している水原英之は、ある日、かつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と再会する。十年前、無口な子どもだった遼は、その頃の面影を残しながらも、印象的な青年へと変貌していた。けれど、遼は子どもの頃の経験から、誰も好きにならないと決めていた。でも、それでも遼は英之に惹かれていく。英之もまた遼にやましい思いを抱いていて…… ひそかに、熱く、恋は生まれてくる──!!
    (出版社より)

  • タイトルのように静かな話でした。ずっと8ミリフィルムがカタカタと回っているイメージで大きな盛り上がりがあるわけではないが好きな話です。

  • 描写がすごく丁寧なので、暗い過去の回想シーンもあまり重く感じなかった。テーマが映像だったからか、一本のフィルムを見ている感じ。
    ベッドシーンもあるにはあるんだけど、生々しい表現を避けているし、閑話休題程度なのでそういうのが苦手な人も気負いなく読めると思う。

    英之(攻)の包み込むような優しさとちょっと強引なところが、遼(受)の不安定さと可愛さを上手く引き立てていて良かったです。

  • 丁寧できれいな話。

  • とても雰囲気のある作品だった。
    文章も綺麗でタイトルの印象そのままといったかんじ。
    前半は攻め視点後半受け視点で、笹塚遼という人物の
    半生を少しづつ紐解いていく、最後まで飽きさせない話の進行で、とても面白かった。

  • 悪くはない。この作家さんが大好きなので、もっとジレジレした杉原リズムのやつが読みたい。

  • 杉原さんと宝井さんという大好きな組み合わせ。
    フリーの映画ライター×映画サークルの大学生
    結構歳の差ラブ

  • なんていうか、凄く繊細だし、お話としても面白いんだけれども、きちんと萌え要素もあるっていうなんだかBLの鏡のような作品だった。
    個人的に受けのアンバランスさがたまらなく魅力的だった。

  • あらすじ読んで年下攻かとずっと思ってたら攻め視点のおはなしでした
    自分の感情とか、人間として欠陥がある(と思ってる)人のお話が大好きでして…とても萌えました

  • あらすじ読んで年下攻かとずっと思ってたら攻め視点のおはなしでした
    自分の感情とか、人間として欠陥がある(と思ってる)人のお話が大好きでして…とても萌えました

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