花片雪 (SHYノベルス)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 328
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012238

感想・レビュー・書評

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  • 漫画「たかが恋だろ」「愛想尽かし」と来て、最後に小説「花片雪」。漫画もよかったけれど、これは確実に小説がよかったです。椹木の魅力がこれでもか!と溢れまくってました。
    ただ可愛がるでなく突き放すでもなく、柊也に考えさせ、見守る椹木のような愛し方って、なかなかできるもんじゃないと思うのです。でもここぞと言うときには全力で守ってくれるあたり、溢れる兄貴感。そりゃ柊也も惚れちゃうよねと。
    もちろんそんな椹木の元で、周囲にも自分にも期待せず、楽な方楽な方に生きようとしていた柊也も変わって行きます。このふたりの相互作用がとても愛おしい。

    本作では柊也の大切な過去を共有する幼馴染の悲しい殺人が主軸となっていて、この彼の後悔が読んでいてずしりと重く、切ない。柊也がご飯を食べながら子供のように泣き出してしまうシーンでは、いっしょに涙してしまいました。

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  • コミック『愛想尽かし』後日談 BL小説

  • 電子書籍にて。個人的神作家のユギさんの、前編にあたる原作付きコミックスが好きでなかなかノベルの続編には腰が重かったのだけど、やっと読む気になりましたん。いやー、思わぬ高糖度であざっす。椹木のアニキが柊也を大切にしているのがよくわかるし、柊也の情緒面の成長も見られて読後感が爽快。全体としてはさすがの英田さんで上手くまとまっているからサクサク読めてしまうのが悔しいw 巻末のショートにホロリとさせられてしまい、少々狼狽しましたよ。電子には挿絵が無いので紙も買うかなー。

  • コミック「愛想尽かし」の続編にあたります。歳の差カップルですが、受けのキャラがどうしても可愛く思えませんでした。庇護愛萌え向き。

  • 何に対しても『どーでもよかった』柊也が気を使ったりヤキモチ焼いたり、あぁ!めんどくさいねっ!この子はっ!って思う反面、ようやく愛されて『人』として生きる事がわかったんだなぁってホッとした。
    だからこそ、ラストであの約束ができたんだろうなぁ。・・・みんな幸せになれ!!

  • この小説の前の話は、コミック「愛想尽かし」で、出会いから恋人になるまでの経過が描かれている。小説の方でも、そのあたりの出来事にふれているので、コミックを読まなくても充分だと思う。ただ、恋人関係になってるので甘い空気が漂ってるので「エスシリーズ」のようなハードさを求めてると失敗するかもしれない。個人的に好きだったキャラは、羽隅(攻めの893時代の兄貴分)。うっとうしいと言いながら、世話をやく不器用な漢ってところが、ツボ♪リンク作品として「たかが愛だろう」(コミック)がある。

  • 年上攻め20歳差

  • コミック版愛想尽かしスピンオフ小説。
    相変わらず椹木兄さんがダンディな大人の男ww
    なんだかんだと柊也を溺愛。
    まぁ椹木兄さんみたいな人には柊也くらい子どもっぽい方が合ってるんだよね、
    事件というか思いがけない火サス的展開にはビックリww
    ユギ先生の挿絵は変わらずステキでした!

  • 英田サキ原作で山田ユギ漫画『愛想尽かし』と同時発売された、小説編。

    内容としては、漫画の続きが小説といった感じ。

    『愛想尽かし』は『たかが恋だろ』のスピンオフだけど、『たか恋だろ』の時から椹木の存在感は大きくて、『愛想尽かし』を読んでいて、椹木の相手が柊也だったことにちょっと不完全燃焼感。

    小説読めば少し見方が変わるかも…と思っていたけれど、やっぱり柊也が好きになれない。

    …というか、椹木と柊也では釣り合ってない気がする。

    う~ん、私はやっぱり泉巳派(笑)

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