- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012290
感想・レビュー・書評
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蒼は画家である亡き父の偲ぶ会があった夜に知り合った男から「楡崎圭吾と別れたほうがいいよ」と言われる。
楡崎圭吾は亡き姉の夫であり、いまはひとつ屋根の下で暮らしながら蒼を抱く男でもある。常に倦怠感を身にまとい、なにを考えているのかわからない彼に、出会って時から惹かれている蒼。
男が現れて2人の間の均衡が崩れ始め…。
何故楡崎が蒼に対してそんな態度や言動を取るのかが謎でしたが途中から「これはまさか?」という展開が待っていてあっという間に読み終わりました。
楡崎が何故そんな態度や言動を取っていたのかがラストで判明した時には、予想を上回る事実があり、蒼から離れようとしていたのも納得と。
ただの色恋沙汰物のつもりでしたがサスペンス物として読めました。
蒼にとっての楡崎出会い、2人で眺めた星空。
これからは離れること無く共にずっと生きていってと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とにかく重い話だった。
相互依存も執着も嫌いじゃないよ?でもそこに観測者(富田)は必要だったのだろうか。 -
富田の視点から始まるので最初、富田×蒼かと思いました。そのせいか前半はなかなか入りこめなかった。
圭吾と蒼の話になってきてからは何があったのかを追いかけてサクサク進みました。 -
最初から最後まである意味二人だけ。
文章自体は密で読み応えがある一方で、
後半に向かうにつれて
主人公二人の心情を追うのが
面倒臭くなる。人物把握も。
おおきな起伏はなく、
静かにしんみりとほの暗くて淡々としているお話でした。 -
特にあらすじも読まずに読み始めたら誰と誰がくっつくのかよくわからなかった…
う…うん…?と思ってたけど後半から気持ちが見えてきてよかった
執着ってよいですね!
あと自分の気持ちを悟られないようにあっさりしようとしてるのがよかったとおもいます -
特にあらすじも読まずに読み始めたら誰と誰がくっつくのかよくわからなかった…
う…うん…?と思ってたけど後半から気持ちが見えてきてよかった
執着ってよいですね!
あと自分の気持ちを悟られないようにあっさりしようとしてるのがよかったとおもいます -
作品としては相変わらず凄く良いんだけど、杉原理生のこういうタイプの話他にもたくさんあるからなんだか新しい感動がなかった。好きだけど。
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二段組、読み応えありました
サスペンス風で、かつ、二人だけの物語なのね
富田くんがもう少し絡み合ってくるのかと思いきや…
そして結構登場人物がいるはずなのに、全く印象に残らないのも珍しいかも
何か、こう、映画でも観てる気分になったかな