鬼花異聞 (SHYノベルス297)

著者 :
制作 : 水名瀬 雅良 
  • 大洋図書
3.47
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  • 本棚登録 :111
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012658

作品紹介・あらすじ

四国の神谷村で暮らす三門泰正には、自慢の弟がいる。ひとつ年下で、東京で会社勤めをしながら、人気ミステリー作家でもある衛だ。山が大好きな泰正は暇さえあれば山へ遊びに行っていた。けれど、衛は泰正が山へ行くのをよく思っていなかった。それは過去の体験のせいでもあった。中学生だったふたりは、ある花の匂いのせいで理性を失い、禁じられた行為をしたことがあり…衛はそのときから、兄である泰正に劣情を覚えるようになって!?もうひとつの花シリーズ、誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 花シリーズの鬼沢村の隣村が舞台。
    主人公がアホ子で、感情が入っててかなくて苦労した。

  • 花シリーズスピンオフ!兄泰正の天然アホぶりが可愛い(≧∇≦*)夜光さんにしては以外なキャラだよなぁ…… 弟衛はいつもの執着心丸出しキャラ。ミステリーホラーぽい?のに兄のキャラのおかげで息抜きしながら楽しく読めたよ。やっぱ、夜光さんのシリーズものは面白い!

  • 主人公の受けが、某・お、お、お、おにぎりが、す、す、好きなんだな!の大将にしか見えなくてとてもコマッタ。

  • タイトルと絵と帯から花シリーズの関連作とは判ってたのですが、あぁ隣村の話かぁと。世界観が同じなだけで鬼喰草はそこまで関係ないし、こっちは山神とか和風ホラーな話だなぁと読んでたら終章で思わぬところで繋がって、え!となりました。
    兄が予想外すぎてびっくりしました。「俺がお前を駄目にしてるのか?」て抜粋台詞から、自然の中で暮らす悟り深い系かと思ってたら野生児だった(笑)野生児だし、アホの子とあとがきでは言ってましたが、明るい知恵遅れとでも言えばいいのか。1年間山の中で失踪してて戻ってきたら学べない子にされてたという。山神の子だから純粋なままでいさせる為にそんな風にさせられたとか?どうなんでしょう。苦手な人もいると思うとあとがきで書いてて、あ、それは解ってて書いてるのかぁと思いました。個人的には予想外すぎて最初は目見開いたけど、ポジティブにアホ過ぎて明るいし笑ってしまいました。あー不浄の回廊の主人公と通じるところがあるかもですね。あ、そしたらあほのこか。まぁこっちは仕方ないって事で。
    やっぱり一番最初の理性を超えるきっかけは鬼喰草でした。花の香りで弟はおかしくなってるのに兄は普通だし、出来事自体を全く気にしてなくて、それはそういう頭にされてるから仕方ないんじゃと思うのですが、弟は自分に絶望してしまうという話でした。兄は中身がずっと子供のままで、劣情や欲望が解らない。家族はすごく愛してるし弟がしたいというなら何でもするし何か悪い事なの?って。でも弟は壊れていくし何がいけない事で何で壊れていくのか、好きが理解できず。愛に大きな差があるけど、どうやって埋めるんでしょうね。埋まるのかな?最後弟が突然吹っ切ってて開き直り?不気味だなぁと思ったらそういう事かぁと。本当に山神の子だったりするのかしら。そして花シリーズのあの遺体。そうなると尚吾母が殺したの?とか新たな疑問が。まぁこれ以上はそこは掘り下げないのかな。
    首なし男は怖かったです。弟には見えてないし信じてもらえないしでもすぐそこまで来てるし。ホラーだよ!長峰がとても良いキャラだったなぁ。好きです。
    それにしても村の皆が野菜とか物をくれる理由が後半に出て来て何かぞわっとしました。それまで良い友達キャラとして見てた洋平までもおかしいのかと思うと兄同様ぞわっと。鬼沢村同様、皆少しずつおかしいのかもですね。
    べーやんの、そいつといちゃ駄目ーってのがどういう意味なのか。弟も何かに排除されてしまうのか、怖いです。
    ところでさっちゃん犯罪ちゃうの(笑)冷静に、山神の子と思ってる人にバレたらやばかったりしないのかしらとも。

  • 弟×兄(義理)モノ。
    兄に焦がれる気持ちに思い悩む弟。社会性も常識も欠落してはいるものの、優しくて家族思い、人を憎むことを知らない幼児のままの兄。二人の対照的なキャラが立っていて、本来なら苦手なはずのファンタジー要素もなんのその、ぐいぐいと物語に惹きこまれてしまった。
    中盤で二人は一線は越えるものの、恋情と家族愛のすれ違いが大きすぎて、まったく距離は縮まらない。今後も続くとのことなので、兄がどのように変化していくのか期待大。一筋縄では終わらないのが夜光花先生の醍醐味なので、弟の心の闇を大爆発させてほしい。

  • 花シリーズのスピンオフで、シリーズ1。アホの子三門泰正と、弟で出来る男の衛。シリーズとしても独立してるし、ストーリーとしても完結してるので、後を引かずに楽しめる。しかし、カップリングとしてもイマイチ乗りきれず星は3。

  • アホな子…受け入れられなかった…。それに振り回される弟もだめでした…物語してはこれからおもしろくなりそう。とりあえず次に期待。

  • 泰正のキャラがよくて妖怪、伝奇物として面白く読めました。
    弟の魅力は今一つで今後に期待。「血の繋がりでそんなに悩まなくても」って思ってる私がだめなんですかね。

  • ★3.5。あのオチのおかげで面白くなりました。オチを読むまでは『堕ちる花』とは違うガチなオカルト話に面食らい、アホの子過ぎる受の奇行・珍言に引き、そんな受に治療や教育をしないままアホ扱いする周囲にモヤモヤして。オカルト&アホの子と言えば『不浄の回廊』を彷彿とさせるけど、この作品の世界観ではアホさが笑えない。しかし、あのオチでそのモヤモヤ感が多少拭われました。それでも5歳児のような受には全く萌えず、そんな受に欲情する攻は確かに変態に見えました…。とりあえず、夜光さんらしい病んだ攻の絶倫執着エロには萌え!

  • 花シリーズのスピンオフ。あの尚吾と誠が住んでいた村の隣村にいる、これまた兄弟の話です。こちらは、弟×兄。
    兄の泰正が、25歳とは思えない子供らしさ?でまさに天真爛漫という言葉がぴったりで、毒気が抜かれます。
    元は大人しいお人形のようなお利口さんだったのですが、ある出来事から別人のようになってしまったという過去の持ち主。
    どこからどう見ても危なっかしく、心配この上ない兄を、ずっと護ってきた弟の衛の胸の奥には、誰にも言えない激しい想いが秘められていて。

    「花」は、ダークミステリーな匂いがムンムンの兄弟モノでしたが、こちらもその花にまつわるストーリーなので、同じくミステリアスです。ただ、泰正のキャラのせいか、かなりとぼけた味になっています。あんなにダークじゃなくて、民話的ファンタジーな世界観が主体です。
    怖くないわけじゃないんですが、泰正は「不浄の回廊」の歩を上回るアホの子で、全てをゆるーい感覚で受け止めていて、超越しているかんじ。
    なんだかいい意味で調子が狂っちゃいます。

    一方、弟の衛は物事を真面目に考え、泰正への気持ちも独りで抱え込んで苦悩するようなタイプです。泰正視点で展開するので、衛がどれだけ辛い思いをしているのかがあんまり伝わってこないのがご愛嬌。
    それでも、読んでいると衛と泰正の思考にあまりにも隔たりがあることがはっきりわかるので、弟は報われていないな~と不憫になります。

    読後は、まだまだ序章という気がしました。鈍くてお子ちゃまな泰正のせいで、エロ的にもまったくドライな印象です。とは言うものの、これからの進展に大いに期待できそうなムードありあり。
    ぜひ、怒涛のラブラブ両想いが成就するのを見てみたいです。
    謎が謎のままなので、とてもこれから先が待ち遠しいです!

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