- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012719
作品紹介・あらすじ
ベストセラー作家の渋澤征武にイラストの才能を見いだされた千野旭は、弟のミツルと渋澤の屋敷で暮らしている。恋人はつくらない主義だと宣言している渋澤に恋した旭は、身体だけの関係でもいいからと訴え、渋澤はそばにいることを許した。渋澤がある過去に苦しんでいることを知った旭は、渋澤の力になりたい、今は無理でもいつか本当の恋人になりたい、そう思っていた。そんなとき、旭はかつて渋澤と寝ていた速水に怪我を負わせてしまう。好きなのに擦れ違っていくふたりは-。
感想・レビュー・書評
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第三弾。
今回はペンギンDVD。
渋澤の過去が明かされる。
でも旭は諦めない、それどころか、むしろ立ち向かっていく感じ。
こういう前向きの受け子ちゃんはいい。
最初の頃、後ろ向きだったのに。多分元々持ってる資質みたいなのは前向きで諦めない子だったんだろうな。
やっと渋澤も解放されて甘やかす攻めになるのであったwww
ところで、母親を殺したのはミツルの担任だよね?
もしCD化するなら、子安×桜井さんで聴きたいけど、この選択はまあ今時のキャストじゃないなwww -
澁澤の罪、目の前にとどまり続ける罪。
彼の優しさはこれがあったからなのね。
でも、優しさゆえのその行動は旭にはかわいそうすぎて……伝わった時は読んでて本当に『よかったぁ』ってなった。
モヤっとが1つ片付いた。次の巻は最大のモヤモヤ、あれが……旭やミツルにツライものでありませんように(すでにその片鱗が見えたり見えなかったり……) -
スピリチュアルホラーでほのぼのとした作風ですが、英田さんの筆力でどこかリアルで切ないストーリー。今回は旭と渋澤先生の関係が一気に進んで、完結かと思わせるほどまとまっています。次回で母親の事件の真相に迫るようなので、最後までしかと見届けたいと思います。
そして是非薫のスピンオフを書いて欲しいです。薫は旭を誘惑しながらも心は渋澤の元にあったんじゃないのかな。渋澤の一番の理解者は薫なんだと勝手に思ってますw薫には幸せになって欲しいです(;´ρ`) -
とりあえずもやもやが晴れてよかった!
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ヘブンノウズ、ヘブンノウズ 足枷、に続くシリーズ3作目です。
ミステリー&スピリチュアル
まさにこの言葉がぴったりだと思います。
ですが、とても執筆力のある作家さんですので
設定やストーリーが中途半端という事は無いですし、
読んでいて何度もハラハラドキドキしました。
勿論二重の意味で!(笑)
本当にどこまでも読者を夢中にさせてくれる作家さんだと思います。
そして大人で紳士、でもちょっぴりエロオヤジの
渋澤先生がツボ過ぎて堪りません…!
もうこれで完結しても良いんじゃないかというほど
ハッピーなオチで終わっていますが、まだ続くんですよね!
もう次巻が楽しみで楽しみで仕方ありません…! -
シリーズ第3作。ミステリー&スピリチュアルなストーリーなのに、どこかのほほんとした和やかさがあって、楽しんで読めました。
特に!今回は渋澤と旭の関係がいっこうに進まないままで、焦れ焦れさせられていたのが一気に進展しています。
旭は、オクテなわりに積極的で恋に大胆で、思わず応援したくなるキャラです。セフレっぽい関係に悶々として自分から「二度目のセックスはいかがですか?」と渋澤に持ちかけようとチャレンジする辺り、大胆というか怖いもの知らずというか、キュンとさせられました。
二人の関係が激変するのは、亡くなった渋澤の弟が大きく関わっているからなんです。霊の存在がクローズアップされて、事件まで引き起こしているのに怖さを感じさせられます。怨念めいていました…ようやくひとつの謎が明らかになったかんじです。渋澤は、恋をしないのではなく、出来なかったのですね…自責の念が強すぎたようです。
大人で何事にも動じず、受け流すタイプに見えた渋澤が、案外ものすごいヘタレでしたww人間味があって、悪くないです。
そんなダメダメ部分を見せちゃった渋澤としっかり者の旭は、運命的に相性バツグンですよね。
ほのぼの面では、やっぱりミツルの存在ははずせません。成長著しいです。頑張り屋のいい子です!お兄ちゃんが大好きだという気持ちがひしひしと伝わってきます。学校に行けるように努力しているミツルの姿を見守る、旭や宇喜田と同様にうるっとさせられました。
でも、まだ旭とミツルの母親の事件が残っています。伏線はこれまでにいろいろ張られていたはず。怪しい人物もいますよね。真相が解明されるのは次回でしょうね。早く知りたいです…
しかし、渋澤は障害がなくなった途端、紳士からすごいエロ魔人に変貌!憑き物が落ちてまた別の憑き物に取り付かれたんじゃないかと思うくらい、Hになっていて受けまくりました。面白い人です。
薫とつきあってると旭がちょっとした意趣返しに嘘をついたのに、渋澤は「私にチャンスをくれ!」ってなりふりかまわず必死で頼み込んでいて、その姿に笑えるしほだされるしキュンキュンするしで、身悶えてしまいました。ギャップがありすぎ!
ラブコメっぽい展開なんですが、ベッドシーンは予想以上に萌えがありました。百戦錬磨vs初心者マークで、意外に初心者マークが小悪魔です。
渋澤家の人達は全員魅力的ですが、中でも薫はほんとに脇役とか当て馬とか、もったいないくらいステキなキャラでしたよね~
彼でひとつ大作のスピンオフ切望しちゃいます。キラッキラオーラ全開が似合う彼だから、絶対失恋のまんま終わらせたらかわいそう… -
作家の渋澤先生とイラストレーターの千野旭
旭の気持ちがやっとかなってよかった~。渋澤先生の憂い事も解消されて、二人の今後が楽しみです。アマアマかな。
次巻で最終巻となるらしいけど、どんな結末か気になります。