熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実 (ナックルズ選書)

著者 :
  • ミリオン出版
3.09
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本棚登録 : 93
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813022657

作品紹介・あらすじ

全国に35万〜40万人が存在すると言われる風俗嬢の過半数以上は、30歳を超える熟年女性だ。ほとんどの女性は数万円の生活費に困って自分の最後の手段であるカラダを売っている。貧困最前線、日本の熟女が直面する売春格差のリアル。

感想・レビュー・書評

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  • 全国に35万~40万人が存在するという風俗嬢の過半数は30歳を超える熟年女性…
    という表書き。

    お~!30歳を超えたらもう熟年っていうのね~!
    っていうムカつきも込めて読んでみました。

    いや~もう絶望しかない内容。
    インタビューに答えるのが、古い文化住宅に住むヨレヨレのおばちゃんなんだけどその内容が悲惨すぎ。
    他にも、インタビューはセレブ妻がはまった売春とか精神的に異常があるような売春婦の話とか、借金を返すために体を売ってる実業家の女性やら…パターンは色々だけど読んでたらもうなんかつらくなってきた。

    著者は日本の経済社会の縮図を売春に当てはめてるんだけど、もう日本の経済は救いようがないところまできちゃったのか…と。

    きっかけと連鎖、そして一度はまってしまったら抜け出すことができない貧困という恐ろしさ。

    読みながら「明日は我が身ってことも…」という底知れぬ恐ろしさを感じた一冊。

  • 30代、40代、果ては70代になっても裸になって体を売る商売をしている女性たちを取材した一冊だ。
    底辺で暮らす女性たちが、脱いでもいくらにもならないのに性を売るという実態、その歪んだ社会構造的なものは興味深い切り口だと思うのだけれど、やっぱり大衆週刊誌の記事なんだよなぁ。
    性欲が異様に強いとか、霊がうんぬんとか、なんか耳目を集めそうな内容を露悪的に描く方向にいってしまって、ルポとしては不完全。
    「こんな人がいるよ、びっくりでしょ」という描き方をされていると感じる部分が多く、紹介されている女性たちの根底が見えないし、共感もできない。
    高齢になっても性を売る女たちを描くのならば、それを買う男たちも取材しなければ片手落ちだと思うのだけれど、そちらは「ネタにならない」からなのかまったく話が出てこなかった。

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著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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