三村家の息子 (ミリオンコミックス Hertzシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 355
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813050117

感想・レビュー・書評

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  • 表題が中途半端な所で終わってしまったんですけど、続編あるんですよね?同時収録の短編はどことなく全体的にジメジメした感じだけど、でも暗いだけではなく希望もありそこが絶妙な感じで良かったてす

  • 3部作いっき読み。

  • 身代わりは切ないです。
    別の明治さんの著作で出てきた「最初のボタンを掛け違えた」この切なさがたまらない。
    すみません、こういうの大好きです。
    密かに思い続けている親友の代わりに、親友の兄と関係を持った主人公。
    エロシーンは相変わらず多いのですが、そんなに気にならないです。逆にそういうシーンが濃いほど、悲しい気持ちになるのは明治さんの絵の雰囲気がほの暗い所為でしょうか。その影に、自分は惚れたと思っております。
    全三巻という事なので、ちゃんと纏まってくれると願いつつ。
    しかし、同時収録のあからさまなバッドエンド話を読むと、「ああ、もしかして」と不安になってしまったりします。
    同じ身代わり萌えで、同時収録の「雨」の話も好きです。

  • 全3巻読了。複雑な幼なじみもの。完結まで焦らされた~♪二人の初Hに悶えまくり。泣いちゃう攻め可愛い!
    弓に片想いのトシが、身代わりで抱いたのは弓の兄。
    弓は悪評のホモ兄を厭わしく思いながらも、トシが兄を好きだと勘違いし、何とか兄から引きはなそうと誘惑するも、空回り。そこに、弓の大学受験失敗等が重なり、疎遠に…。近付いたと思えば遠くなる、の繰り返し。
    トシはホモという以外は極々普通?の感覚の持ち主。突き放しておきながら、連絡が来なくなったのを気にしたり、弓に好きな人がいると聞けば悶々としたり、所々の険悪ムードも次に会えばあやふやになっててアレ?と違和感があるものの、好きになった方が負けということなんでしょうか♪終わってみればお兄ちゃんが一番哀れなキャラでした。
    ただ、つくづくトシの童貞をお兄ちゃんに奪われたのが惜しい限りです。

  • 幼馴染←親友×幼馴染の兄

  • なんだろ、もどかし切ない、そして弓はすでに恋に落ちてるのに本人だけが気づいてないという。

  • 田舎で繰り広げられる三角関係モノ?
    田舎って狭いよね。 ゴシップというか、人の噂大好き。 家の名前とか人の目とか気にするの、妙に共感してしまった。
    敏が、幼なじみの弓が好きなのにその兄・角を抱いてしまう無神経さとか「鈍い男子高校生」っぽくて、イラつくけど微笑ましく感じる(笑)
    ビッチな角さんの行動が気になるなぁ〜。 久しぶりに明治さんのセックスシーンとか局部とか見て、ちょっとビックリした(笑)

    読み切り3作品もやっぱりほの暗い。 「彼は独りで」が救われなくて悲しいけど、その救いの無さも嫌いじゃない。

  • よくある、田舎の幼馴染み同士の切ない恋物語…のはずなんですが、何なんでしょうか、ほの暗いんです!
    弓はとてもかわいいし、ほのぼの笑える胸キュンなシーンももちろんあるんですが、ほの暗い。
    心象風景の一端と思われる、このダークさが青春の残酷さをすごく表現していて、強烈インパクトがあります。

    そもそも、敏の方が身も心も早熟で、まだまだお子ちゃまな弓との間に微妙な意識の違いができてしまったのがきっかけで、どんどんずれていってしまったんでしょうね。
    このままだと大事な友人の弓をめちゃくちゃにしてしまいそうで、二人の友情も壊れてしまいそうで、ひたすら恋心を隠し通していた敏。
    でも、ゲイだと噂で顔も声も弓にそっくりな彼の兄の角から誘われて、身代わりみたいにして寝てしまうのです。
    ドロッドロになりそうな展開だけど、意外にあっけらかんとしている角に救われました。

    Hシーンの描写が照れ隠しなく、ドーン!と描かれている潔さがすばらしいです。絵柄がシンプルでかわいい分、ものすごいギャップ感があってエロスです。
    規制がどうのこうの騒がれる前の古い作品だから?
    敏と角の絡みはたいへん濃厚で露骨でした。
    だから余計に弓のおぼこさが際立ってくるんですよね。

    敏と兄の関係に気がついて必死で阻止しようとする弓は、本人にまったく「恋愛の意味で好き」という自覚がないところが切ないです。
    読んでる方は、ぜったい好きだよね…と思ってしまうんですが。

    暗いようで意外にさっぱりしていて、甘いようで毒があって、不思議な魅力いっぱいの話です。

    同時収録の3つの短編は、どれもほの暗かった…
    どの受も怯えているんですよ。ものすごく愛されているのに自信がないというか、信じていないというか。
    愛することイコール幸せ、ではないというJUNEカラーがちらついていて、懐かしい感じでした。

  • 兄ちゃん自由すぎるぜ…。

    読み切り作品も面白かったです。

  • 田舎町の資産家、三村家の次男・弓と敏夫は幼馴染みで親友同士。年頃になった敏夫は弓への恋心をひそかに抱いていた。ある日、家出中の弓の兄・角と偶然接触した敏夫は、彼に誘われるまま深い関係になってしまい・・・?友情と恋愛の挟間で揺れる思春期を描いた「三村家の息子シリーズ」他、3作品を収録。

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