きみにあげる。 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 34)
- 大洋図書 (2010年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813052340
感想・レビュー・書評
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自分には響かず… でしたが、表紙は好きです。
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好き
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不思議な雰囲気のあるお話です。どこか現実味のない感じがおもしろい。元カレの借金を背負わされた天然おバカな諒一が、何ともまっすぐで優しいのが良かった。元ヤクザの蓮が心を動かされるのも納得です。蓮についている律がまたイイ男で……。律も幸せになってくれ!読ませる系BLです。
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借金を作って姿をくらましてしまった元恋人の連帯保証人だった主人公は逃亡の末にとある茶店を発見し、その店主である元ヤクザの青年のもとで従業員として働くことになります。
人懐こく天然な主人公と他人と距離を置いて孤独に過ごす青年との嚙み合わないやりとりや、相手にかける言葉がたまに芯を突いていてお互いハッとさせられることも…
元ヤクザという単語からして物騒ですが流血沙汰などにはならず終始静かなテンションで進み、濡れ場についてはしたという事実こそあれそれ自体の描写は全くありません。
雰囲気重視の漫画で纏まりは良いですが全体的な盛り上がりが若干弱く感じました -
「みずのいろ。」がよかったので、昔の作品も探して購入しました。
あんなにハードな世界観じゃなくて、中国茶が飲みたくなるような話でした。どの登場人物も個性がしっかりしてて絵のクオリティも高くて引き込まれました。
借金取りから逃げてるヘタレ天然男子×引きこもりな茶店の主人。見た目は二人とも若いwけど、どっちが年上かどっちが攻受なのか全く不明で興味津々になってしまいました。
律さんもクールなんだかオカンなんだかわからない、めちゃくちゃミステリアスな主従関係で気になりました!
893ものみたいな空気感がありながら、諒一の突き抜けた天然ボケのせいでクスッと笑えるシーンがいっぱいで楽しかったです。
でも、「フツウじゃない」と思って生きてきた諒一は、蓮に居場所をもらって受け入れられて、生まれて初めて救われたと思う場面にはぐっときました。律にすごく感謝していた気持ちは恋愛感情にまでに高まったくせに、なかなか言い出せないところもヘタレわんこ過ぎて心配させられたけど、案外まっしぐらなのがよかったですw
蓮もまた「フツウじゃない」と思っていて、自分の居場所をずっと求め続けて生きてきたからこそ、諒一に共鳴するものがあったのかなと感じました。
猫ちゃんがどれだけ眺めてても飽きないくらいかわいくて面白かったです! -
最初、ガラケーで電子書籍かって。携帯を替えても買い直していたほど、えびしサン好きです。とにかく表紙で分かるように絵が上手い!トーンを使わないでモノトーンで描きわけしてあるの好きなんで。幕末モノかいてるだけあって、背景も綺麗です!あと、キャラの衣装がお洒落♡!
彼氏に借金を押しつけられた諒一が、逃げ回った先で偶然みつけたお茶屋さんに吸いこまれるように訪ねると…そこには元やくざの蓮がいた。『あげる』という言葉とともに。
ストーリーは諒一目線が主なので、ゲイ=BLなんだろうけど、ラブというより過剰なスキンシップといいますか。。蓮目線から進めたら一般誌でも平気なんじゃないかな?ってくらい話がしっかりしてます。
この本を読むと『普通』って言葉が1番暴力なきがして寂しい気持ちになる。同時に理解者が居てくれる幸せにホッとする。そういう愛情に溢れた一冊です。またBLで描いてくれないかな?忙しいか…⤵︎ -
表紙に比べて中の絵の方が好き。
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時々BLにも挑戦しているのですが、元ヤクザとかいう設定のリアリティ云々とか、なぜ男同士である必要が??とか、そもそもBL読むなよっていう感想しか抱けませんでした。
白と黒のコントラストを強調した画風はスタイリッシュで良いなと思います。