爪先に光路図 (ミリオンコミックス Hertz Series 122)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 438
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813053668

感想・レビュー・書評

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  • ひたひたと心に沁みてくる感じ!
    雑誌でちらっと読んで気になっていた作家さんだったので、思い切って買って大正解でした!!

    絵もかなり好みだし、叙情的というか詩的というか、この優しい雰囲気がたまらなく心地よいです。

  • 商業のBLは基本的にあまり読まないし買わないのですが、珍しく購入。繊細な絵柄と詩的な言葉で、とある研究者と助手の物語が綴られています。淡々とした語り口は読む人によっては好き嫌いが分かれるかも。

  • 「ときめき」よりもっと高尚な言葉を探したけど見つからないな。登場人物がどれも美しいです。煩悩が溶かされてキラキラだけが残ります。(*´ー`*)

  • 菌類を研究している室田の所に助手のバイトに入った岩井。一見気難しそうに見える室田は研究バカで今まで長く続いた助手はいない。

    「思いのほか深くまで潜っていた感情の根は 別な生き物のように自分の手を離れ」
    菌類が根をはりにかかっている。
    「名前を与えると人はそれを意識するようになる」
    自分の感情に「恋」と名前を与えてしまった時から人は自覚をしてしまうにリンクしている。

  • 静かで美しいお話。キューンってきました。

  • 作者はじめての単行本?にしては素晴らし過ぎない?これぞ静謐!ってな、どれもしっとりと落ち着きのある世界観。背景の自然描写もすごくいい。

  • ページ数の横に添えられたきのこたちが可愛い。
    表題作は、菌類学の教授と専門外ながら派遣されたバイト助手の話。
    散りばめられたきのこや昆虫に図鑑を捲ってるような気持ちになりました。静かに空気感を楽しむタイプのお話です。おまけのモブ女性視点のお話がついてくるのとか私は好きなので嬉しい。

    同時収録一本目は、さかなの体温。
    ページ数の横にもさかな。
    眠る人からふよふよと出てきて宙を泳ぐ様々なさかながみえる少年とその同級生。
    二本目は、八月、夏の底。
    ページ数の横にはどんぐり。
    大学生と亡くなったその祖父と親しくしていた狐の少年。

    どのお話も18禁描写はありません。
    目で見て自然や生物を楽しむのをメインに彩られた作品です。

  • 繊細な絵とお話を描かれる作家さんです。
    多分好きなものが自分と近いので、毎回モチーフのどれもが素敵で。
    ステラリウムと一緒に購入しましたが、どうもBLでファンタジーが苦手のようでこちらの方が好みでした。
    緻密に描かれた植物がたまらないです。
    多分、鉱石もお好きじゃないかと思っていたら、Cannaで連載していらっしゃるお話が鉱石絡みのようで、矢張り!と思ってしまいました。
    描かれた二人の関係も、穏やかでこういうBLもいいものですね。

    少年趣味とも違うのですが、初期の長野まゆみの雰囲気が好きな方はお好きな作家さんではないでしょうか。
    木造校舎の夜の理科室なイメージです。

  • 光路図と夏の底が好きだ。ーおもしろかった。
    しっとりゆっくり仲が深まる感じがすごく好き。
    夏の底のふわふわしたのに触るのが羨ましい。かわいい。
    書き下ろしでその後が少し見れるのが楽しかった。

  • 線密画を眺めているような画力。個々の人から其々の「魚」が見える高校生の話の世界観がよかった。むしろエロは要らない。

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