ブルー・オーシャン戦略を使いこなす―戦略の組立てから実践まで

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  • TAC出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813231806

感想・レビュー・書評

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  • ブルーオーシャンの概念がサラっと分かる一冊。

    自分の提供する製品なりサービスなりを、
    ①顧客視点から提供し得る「価値軸」を洗い出し
    ②その価値軸に対して競合と相対的に比較分析を行う
    ⇒差別化された新たなオーシャンを発見していく。
    固定概念・既成概念に囚われずに発想を広げられかがポイント。

  • 興味を持ち、入門書という感じで読んだ本。ここまでツール化されていると実用性に疑問が残るが、知っておいて損はないと思った。

    まずポーターが掲げる競争戦略との大きな違いは、低コスト・差別化はトレードオフの関係ではない点である。また、ファイブフォース分析とは真っ向から考え方が異なり、ポジションそのものを創出するという考えである。

    つまり、競争のない市場を見つけるのではなく、市場そのものを創出する点がポイントである。

    分析手順は以下の通り。
    第1 現状把握(戦略キャンバス、価値曲線)
    第2 価値創造(6つのキャンパス)
    第3 付加価値とコストのバランス(フォーアクションフレームワーク)

    模倣困難性(マネしにくさ)を設計には資源・戦略がある。資源は特許や補完的資源の活用。戦略はポイント制度、初期費用負担、付属品、消耗品分割などのスイッチングコスト設計がある。

    実践に向けて、意識・経営資源・社員の士気・政治の4つのハードルがある。これについてはケースバイケースなので、読んでいても気付きは無かった。

  • 書きました

  • 開始:20090411、完了:20090411

    「ブルー・オーシャン戦略」「日本のブルー・オーシャン戦略」がうまくまとめられた本。それらを読んだ後にまとめの意味で読むにはいいかも。これだけを読んでも、あまり理解はできないのでは。以下、気になった言葉。レッドオーシャン、①シェアを奪え、②他社よりも高い性能・品質を、③相手より1円でも安くしろ。ブルーオーシャンの流れ、①自社や自社製品・サービスの現状を知る(戦略キャンバスを作成し、価値曲線を描き出す)、②市場を見つめ直し、新しい価値の想像を目指す(6つのパスを用いて新たな試乗を生み出す新しい価値を見つける)、③付加価値とコストのバランスの検討(フォー・アクション・フレームワークをもとに、アクション・マトリックスを作成する。)ブルーオーシャン戦略が目指すのは商品/サービスの持つ価値の体系を再構築するということ。競合品(形態、機能、目的同じ)、代用品(機能、目的同じ)、代替品(目的同じ)。「非顧客」に対してどうして買わないのか、を聞く。旭山動物園の例。マネされにくい3つの要因、①発想の乖離、②市場規模の小ささ、③取り除く・減らすの難しさ。歯ブラシ、リーチ。ヘッドが小さい。他社は自社の歯磨き粉の売り上げが減るからマネできない。
    紙おむつ、当初育児の手抜きだと思われていた。しかし、「紙おむつは母親の負担を軽減し、生き生きと育児に専念できる」という価値観を広く普及させることで定番商品になった。

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著者プロフィール

1969年愛知県生まれ。名古屋大学工学部中退。ライター。電子雑誌トルタル編集長。1995年ライターとして活動開始。「大相撲」から「噂の真相」「大人の科学」までジャンル不問の30以上の雑誌、100冊前後の書籍・新書・電書・ムックに原稿を執筆。その他ウェブ、広告、チラシ、パンフ、占いアプリ、博物館の説明文など、文字あるあらゆる場所に出没している。著書は『アホウドリの糞でできた国』(アスペクト文庫)など。
◆独立作家同盟講演録:『文章生活20年。現役ライターが初めて教える文章のコツ講座』

「2016年 『ライター志望者が知っておくべきおカネのはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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