「音読」すれば頭がよくなる: 一日二〇分!能力はここまでアップする
- TTJ・たちばな出版 (2003年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813316961
感想・レビュー・書評
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〈本から〉
難しいことより、簡単なことをしているとき、
脳は活発に働く。
コンピュータゲームでは、脳は頑張らない。
「1+1は?」に、脳があわただしく反応する。
単純な計算も脳を鍛えるのに有効だが、もっと
効果的な方法が、文章を声に出して読む「音読」
である。
「新聞の音読」を毎朝10分間、これだけでいい!
肉体のウェルネスには、運動がいちばんだという
ことがはっきりしている。同じように、脳の
ウェルネスにとっては、音読が「脳の全身運動」
なのだ。
「意味がわかっていて読む」ときと「意味が分から
ないで読む」ときとでは、脳の働きに差があるか
どうかを調べた。結果は、その違いはほとんど
認められなかった。
音読・書写はこの方法で
一つの文章を5回ずつ音読しながら、大学ノートに
できるだけ早く5回書く。書き終わると天井に
顔を上げ目をつぶって暗唱する。大学ノート
1ページを埋めるのに、大体15分から20分
かかる。基本は1日に1ページだ。これで充分な
効果が出ている。
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本のタイトルにもある通り朝に毎日20分音読することで脳の活性化に繋がる可能性があることを興味深く読むことができた。ちょっとした迷路やパズルでもその効果が少なからず見られた点も真実味があり関心が高くなった。また英語では中学二年生の本を音読と筆写することで能力を伸ばせるという話は簡単にできそうだがなかなか行動び移せない実情もあるので、今後自分自身でも英語の接し方を考えていきたい。
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フォトリーディング。普通に読んでもすぐ読み終えられた。音読革命よりも脳医学的な実験データが沢山あって音読に関する確信を得られた。特に音読で文章作成能力やコミュニケーション能力などもアップしたと言うデータには目を開かされた思い。また最後の方にある話には、音読によって痩せられたり、健康増進になったりと、音読がどうやら脳全体の活性化にも役に立っていることが感じられた。
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「難しいことより簡単なことをしているほうが脳が活発に動く」
体を鍛えるために、ジョギンングや筋トレをするように、脳も体の一部なのだから、簡単なことの反復を行って鍛えることが大事、と説く。
江戸時代の寺子屋で行われていた「読み・書き・そろばん」の重要性も検証。
人間には二種類の言語がある。
音韻情報(耳から入力され、口から出力される)と意味・文字情報(目から入力され、手で出力される)。
音読が脳の活性化に効果があるのは、意味情報を目で見て口から音韻情報で出力するという、二つのシステムを使っているから。
最終章は、音読することが英語上達の道と長年説いている「英語の神様」國弘正雄氏との対談。
國弘氏は長年、中学校の教科書を毎日音読し続ければ英語は上達すると言い続けてきた。
それが脳のシステムから言っても理論的であると証明されたわけだ。
ちょっと前まで真剣にやっていた、英語の勉強、音読で再開してみるか??
中学校の英語の教科書なんてamazonで買えるかなあ?もしかして実家に残っていたり、、、しないよなぁ。