肉食と草食の日本史

著者 :
  • 中央アート出版社
2.25
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813606314

作品紹介・あらすじ

草食クオリティが登場し人口が激増した江戸時代。ガンダムに見られる文と武の交替。AKB48新撰組論。TPPと鎖国。「こんな大胆な視野があったのか」。魅惑の東大歴史学者が、あなたに新しい日本史を教えます。一番新しくて面白い、とてもためになるジャパンヒストリー。

感想・レビュー・書評

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  • 女性アイドルグループのくだりは読むのがつらかった。

  • 本を開くとカバー袖の引用文にさっそく誤植があり、出端を挫かれた。
    初版とはいえ、注においても誤植らしき部分が多かったのは気になる。
    しかも、挿絵は大竹さんじゃないのね…いや、別に期待していたというのでもないけど。

    オタクカルチャーを日本史に絡めて語る、という趣旨が面白そうと思って読んでみたものの、この本郷和人という人の思考と、どうにもフィーリングが合わなかったみたいだ。
    過度の自虐は見ていてあまり心地いいものではない。
    でも、ガンダムとかAKBとか、好きなものについて自重しないで語ってくれるのはやっぱり面白いかな。

  • 図書館の新しく入った本のコーナーにあったので、表紙に惹かれて借り。

    「リアルBL(ブショウラブ)」というワードや、ガンダムと戦国時代の比較(文官と武官の関係が似てるとか)なんかの話が面白かった。

    サブカルや風俗の話も織り込まれていて、すごく面白かった。

  • 資料ID:21103527
    請求記号:

  • 内容がちょっと問いすぎかな。AKBに関する議論で出てくる内容は10年前のモーニング娘。の評論と一緒。歴史理論を現在に当てはめることの脆さを感じる。司馬遼太郎とかがもてはやされていた時代とよく似ている。それでも、当時は知られていない地方や人間をテーマにし、新しい人物像を創造する楽しみがあった。最後の対談を読んでいると、現在の歴女と呼ばれる人たちにはそうした楽しみが一切なく、ただ教科書を覚えるように作られた織田信長や伊達政宗の虚像に心躍らせているのだなと思った。これってひきこもりの大きいお友達と何が違うんだろう?とにかく本郷先生は、ここで言及したNTR属性の室町時代をもっと面白く語ってほしい。

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同年、東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、東京大学史料編纂所教授。専門は中世政治史。著書に『東大教授がおしえる やばい日本史』『新・中世王権論』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『上皇の日本史』『承久の乱』『世襲の日本史』『権力の日本史』『空白の日本史』など。

「2020年 『日本史でたどるニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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