医者も知らないアドレナル・ファティーグ―疲労ストレスは撃退できる!

  • 中央アート出版社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813606369

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  • 副腎に注目してストレスによる疲労を説明したものといったところか。副腎内の具体的なメカニズムは最終章に書かれている。

    副腎は腎臓の上に位置し、髄質と皮質から構成される。髄質はアドレナリンとノルアドレナリンを分泌する。皮質は4つの帯から成り、性ホルモン、コルチゾール、アルドステロンを分泌する。アルドステロンは、ナトリウムとカリウムの濃度、体液の平衡を制御する。コルチゾールは、脂肪、タンパク質、炭水化物の代謝を制御して、血糖値を維持する。性ホルモンは主に卵巣と精巣で作られるが、副腎が補助的な役割を果たす。

    コルチゾールの分泌は、視床下部、脳下垂体、副腎の相互作用によって制御されている(HPA軸)。視床下部の副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)によって、脳下垂体が副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を分泌すると、血流に運ばれて副腎細胞壁に付着し、細胞内でホルモンが生産される。ACTHの刺激を受けてからコルチゾールが血流を介して体のあらゆる部位に循環するまで1分かからない。コルチゾールは視床下部にも届いてフィードバックされ、分刻みで濃度が測定される。

    コルチゾールは、血糖濃度のバランスを保ち、ヒスタミンなどの炎症性物質の放出を抑制してアレルギー反応を抑え、白血球に作用して免疫反応に影響を与え、循環器系や中枢神経系へも効果を及ぼす。

    アルドステロンは、血液中、間質液、細胞内の水分の維持、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルの濃度に関与する。アルドステロンの分泌が低下すると、血中のナトリウムが水分とともに尿として排出される。細胞内はカリウムとナトリウムの比率を15:1に保とうとする。血中の塩分が不足すると、間質液、細胞内のナトリウムが血液に移動するため、細胞内からはカリウムと水分も奪われて、脱水状態になる。アドレナル・ファティーグの場合は、水分と塩分を摂る必要がある。

    身体的、精神的なストレスが多すぎると、副腎を消耗させてコルチゾールなどのホルモンの放出が減少し、アドレナル・ファティーグになる。アドレナル・ファティーグは、日常的な作業をこなし、努力して頑張る人が患いやすい。

    バナナなどのカリウムを多く含む果物は、アドレナル・ファティーグを悪化させる。

    チョコレートが食べたくなるのは、マグネシウムが不足している可能性がある。マグネシウムは、昆布、アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類、茶色のゴマ、全粒小麦、豆などに多い。

  • ストレスと心、ストレスと体について調べていると副腎疲労に辿り着きました。この本では、自分で副腎疲労に対応できる様、ストレスを解放する方法や食事療法について詳しく書かれています。そして、副腎とストレスの関係や副腎がストレスから体を守っていることも詳しく書かれています。

  • 読み終わり。読めば読むほど自分のことが書いてある。震災後からの体調不良は副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)であると確信しました。ちなみに,本書の中の診断ツール(質問票)によれば,私は「中度の副腎疲労」ということのようです。

    治し方は,生活改善・食事の改善・サプリメント。薬は使いません。先週から始めた白米・砂糖・小麦・牛乳・カフェイン除去の食生活と,軽い運動,瞑想などのリラクゼーション,そして何より仕事の制限を続けていきます。

    梅雨に入って花粉症が落ち着いてくると,副腎の負担は半減するでしょう。次の花粉の時期(9月)になる前に,しっかり副腎を休ませて元気を回復したいところです。

    それにしても,うつ病,慢性疲労症候群,甲状腺機能低下症,線維筋痛症などと診断されている人の中に,このアドレナル・ファティーグを併発している人がたくさんいるはずです。また,私のように東日本大震災をきっかけに症状が出ている人もいるはずです。そういう,痛みで苦しんでいる人にも,この情報を届けたいなと思いました。

  • 179 アマニ油とサフラワー油、またはひまわり油を1対1で混ぜる

  • ISBN-13: 978-4813606369

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