僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 1387
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813700432

作品紹介・あらすじ

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る-。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!

感想・レビュー・書評

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  • 結末が悲しいはずなのだが私にはあまり悲しい結末には感じられなかった。
    だが割とやりきれない感はあった。
    星ちゃんの記憶まで無くさなくていいんじゃ無いかなぁ
    と思ったが
    ハナの展開の山場なので仕方ないところではある。

    中盤あたりから涙が止まらなかった。
    今まで読んだ作品の中で1番泣いた。
    自然とポロポロ流れてきて気づいたら号泣してるような感覚。

    私の中でとても好きな作品となった

  • 切なくて、美しい物語。
    好きな人のことを明日には忘れてしまう。
    なんて切ない。。
    それでも相手を思い、何度も初めましてと伝え続ける。
    読んでいて心がぎゅっとなりました。

  • 喧嘩ばかりの両親のもと世界は汚れていると言う高一女子と、世界は綺麗だと言うカメラ好き高二男子。ハナがメモによりセイのことは覚えている為記憶障害があまり活かされていない感じ。細切れの文章は慣れた。子供として求めるばかりのセイが不思議で、それに応える両親に安易な甘さも感じたけれど、現実はこんなものかも。

  • わかりやすい恋愛小説を読みたくなって読んだ本。
    切ないけど、ここまで思うことのできる人に若くして出会えてすごいなと思いました。

  • とても美しい世界と、ハナを中心に溢れる優しさに癒される一冊です。ただ、ハナがあまりにも美しく描かれ過ぎてて実在感がなかったので、もしかして事故で死んでいたのでは、と見当違いな事を想像してました(笑)あと、ラストまでには高校生の子の手に負える程度の夫婦喧嘩、みたいなちょっと陳腐かなと。セイが思ったように、私も葩を検索してみました。ただ、この漢字は名前には使えない字だそうです。ハナに実在感がなかったのはそのせいかな。

  • お気に入りの一文は
    「セイちゃん。泣きたいときも泣きたくないときも、きみがひとりなら、そのときは迷わず僕のところへおいで」
    です。

  • 記憶が1日しか持たない男の子と、世界のすべてが汚れているように見えていた女の子が出会って始まる、純愛の物語。恋人というより、親友のような関係なのかな?と思った。綺麗すぎて感情移入はできなかったけど、ポエムのような二人称の文体ですらすらと読めた。読み始めたなら、最後まで読んだほうがいい本。

  • 1日を精一杯生きて、その目に映した綺麗なものを忘れないように写真にとる。満足していたはずなのに、セイと出会って一緒に過ごしていくうちにそれだけじゃ満足出来なくなってしまうハナ。彼の涙があまりに切ない。互いを大事に想うふたりの純粋な関係に胸がギューってなりました。ラストは切ないはずなのに、とってもあたたかい気持ちなりました。

  • ・「きみは綺麗だよ。きみが知らなくても、僕が知っててあげる」

    ・きみがここにいるそのときだけは、どこへだって行けるような気がしていた

    ・「セイちゃん。泣きたい時も泣きたくない時も、きみがひとりならそのときは迷わず僕のところへおいで」

    ・「ねぇ、セイちゃん」「泣きたい?」
    「・・・泣き、たい」わたしを包んでいたハナの腕に、ぎゅっと力がこもった。真っ黒に汚れた世界から、私を隠すみたいに。ハナの匂いがした。ふんわり甘い匂い。柔らかな髪が鼻の先をくすぐる。
    わたしのおでこに触れた頬は、少しだけ冷えていた。「いいよ、セイちゃん」

    ・「僕は君を助けてあげられない。でもね、沈んでるきみを引っ張り上げることならできるよ」

    ・「ありがとう。僕はきみに会えて本当によかった」
    「きみは僕の宝物」

    ・「僕は」「忘れたくないんだ。セイちゃん、きみのことを」「だって、この世界に、きみ以上に大切なものを見つけられない」



    ┄one's thoughs┄
    久しぶりに小説を読んだと思う。裏表紙のあらすじに惹かれてこの本を読んだ。
    2021年、私が初めに読んだ小説は「僕は何度でも、きみに初めての恋をする。」だ。
    私がこのお話を読んで思ったことはハナ(葩)には人を変える、又は成長させてあげられるような力があるのだな。と感取した事だ。ハナの穏やかさ、真面目さ、そして何より人を思いやる心には、とても考えさせるものがあった。それと同時に私自身もハナの人間性に惹かれてしまった。セイちゃんの事をよく気遣い、助け舟を出してあげるところや、家族への思いやりにはとても目を見張るようなものがあった。どんどんとハナの記憶できる時間が短くなるということを知ってからは涙が流れてしまったが、それでもハナと一緒に過ごすという選択を取ったセイちゃんは立派な人だなとおもった。好きな人に忘れられるというのはとても辛く悲しいことなのにそれでもそばにいるという選択をしたセイちゃんを見てハナのおかげでこの子も成長することが出来た、変わることが出来たんだな。と感じた。
    家族、友達、そして自分自身の事を考えさせてくれるような良い小説だった。是非沢山の人に読んで欲しい。
    読了日2021.1.19

  • 最後の最後まで苦しかった。
    すごく優しいお話で、心が温かくなる。
    読むのが少し辛かった。
    途中で時が止まれば良いのに…と感情移入を
    してしまう場面が多々あった。

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著者プロフィール

沖田円(おきた えん)
愛知県安城市出身・在住。代表作に『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』。『神様の願いごと』は安城市を舞台としており、同作は安城七夕まつりの公式ポスターに起用される。『きみに届け。はじまりの歌』は、同作内の作中詩を「緑黄色社会」とコラボレーションし、楽曲化された。

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