僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 2418
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813700432

作品紹介・あらすじ

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る-。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!

感想・レビュー・書評

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  • 両親仲が悪いと自分は汚れた存在なのか?違和感がありました。予想通りに話は進み、涙は無かったけど、最後のエピローグで少しキュンでした。

  • 世代的にかな?
    なんで惹かれあったのかが謎すぎて話が入ってこなかった

  • 途中までは面白いかも??って思ってたけれどなんの盛り上がりもなく気づいたら最後のページだった。内容が薄っぺらい、現実味がない、何を言いたいのかよく分からなかった。

  • 物陰から出てきたので読んでみたら、楽しくてすぐに読了です。とてもとても読みやすい!スラスラサラッと読めました。
    表紙から女の子に何かがあって、男の子が必死になるお話かなと想像していたのですが、逆でしたね。

    設定は好きだけど、泣けなかったなぁ。泣くにはもう歳をとりすぎたかも?それでもラストの2人の答えが切なかったです。切ないけれど、心がホカホカ温かくなります。

    物語が進むにつれて、セイちゃんがどんどん強くなってて「凄いな」とは思いました。

    個人的には三浦さんともっと仲良くなって、下の名前で呼び合うとかあったら嬉しかったかも。

    楽しかったです。

  • んー少し残念かなぁ
    ハナの状況変化がもう少し欲しい。
    その変化次第で急展開…みたいな流れを勝手に想像したけど残念ながらなんの変化もなくラスト迎えこと…それが残念かなぁ。

  • 結末が悲しいはずなのだが私にはあまり悲しい結末には感じられなかった。
    だが割とやりきれない感はあった。
    星ちゃんの記憶まで無くさなくていいんじゃ無いかなぁ
    と思ったが
    ハナの展開の山場なので仕方ないところではある。

    中盤あたりから涙が止まらなかった。
    今まで読んだ作品の中で1番泣いた。
    自然とポロポロ流れてきて気づいたら号泣してるような感覚。

    私の中でとても好きな作品となった

  • 切なくて、美しい物語。
    好きな人のことを明日には忘れてしまう。
    なんて切ない。。
    それでも相手を思い、何度も初めましてと伝え続ける。
    読んでいて心がぎゅっとなりました。

  • 喧嘩ばかりの両親のもと世界は汚れていると言う高一女子と、世界は綺麗だと言うカメラ好き高二男子。ハナがメモによりセイのことは覚えている為記憶障害があまり活かされていない感じ。細切れの文章は慣れた。子供として求めるばかりのセイが不思議で、それに応える両親に安易な甘さも感じたけれど、現実はこんなものかも。

  • わかりやすい恋愛小説を読みたくなって読んだ本。
    切ないけど、ここまで思うことのできる人に若くして出会えてすごいなと思いました。

  • とても美しい世界と、ハナを中心に溢れる優しさに癒される一冊です。ただ、ハナがあまりにも美しく描かれ過ぎてて実在感がなかったので、もしかして事故で死んでいたのでは、と見当違いな事を想像してました(笑)あと、ラストまでには高校生の子の手に負える程度の夫婦喧嘩、みたいなちょっと陳腐かなと。セイが思ったように、私も葩を検索してみました。ただ、この漢字は名前には使えない字だそうです。ハナに実在感がなかったのはそのせいかな。

  • お気に入りの一文は
    「セイちゃん。泣きたいときも泣きたくないときも、きみがひとりなら、そのときは迷わず僕のところへおいで」
    です。

  • 記憶が1日しか持たない男の子と、世界のすべてが汚れているように見えていた女の子が出会って始まる、純愛の物語。恋人というより、親友のような関係なのかな?と思った。綺麗すぎて感情移入はできなかったけど、ポエムのような二人称の文体ですらすらと読めた。読み始めたなら、最後まで読んだほうがいい本。

  • 1日を精一杯生きて、その目に映した綺麗なものを忘れないように写真にとる。満足していたはずなのに、セイと出会って一緒に過ごしていくうちにそれだけじゃ満足出来なくなってしまうハナ。彼の涙があまりに切ない。互いを大事に想うふたりの純粋な関係に胸がギューってなりました。ラストは切ないはずなのに、とってもあたたかい気持ちなりました。

  • 1日で記憶がなくなってしまう『ハナ』と両親がケンカはかりしていて、自分をいらない子だと思っている『セイ』。二人が出会い想いを深めていくも残酷な現実が…。それでも二人は前をむいて歩いていく、これからも。切なくも暖かい物語だった。

  • 1日しか記憶が持たないとはどんな気持ちなんだろう、セイちゃんの心がどんどん変わっていき、最後はハナのことを諦めないという姿が良かった。

  • 記憶が1日しか持たないからこそ何に染まることも無く真っ直ぐな男の子に触れることで逆に積み重ねられたものが辛いと思う女の子の対比が良かった。また、記憶が持たない中でも、ノートと写真で残した情報から女の子のことを特別だと、好きな人だと変わらず言い続けてくれるのはどれだけ女の子にとって救いだっただろうと思った。最後はさらに持てる記憶が短くなっていくわけだけど、それでも変わらず女の子が会いに行くのは純愛だなぁと思いつつ、歳を取ってしまったせいか、学生の恋愛、しかもほぼ一方通行のこの2人の関係は結局長くは続かないんだろうなあと思ってしまった。

  • セイ
    倉沢星。市立南高校一年。

    ハナ
    芳野葩。記憶が一日しかもたない。セイの一学年上。

    三浦
    セイのクラスメイト。

    芳野葉
    ハナの兄。

  • 答えられないことが答えだよってのが残った

  • 文体が好みだし、話がすっと入ってきやすくてよかった。
    ただ、これからの2人が不安になってしまうのは老婆心かな…

  • うーん思ったよりもイマイチだったかなあ、もう少しその後を見たかった、、、。

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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