- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813701293
作品紹介・あらすじ
絶望の中、高1の夏海は、夏休みの学校の屋上でひとり命を絶とうとしていた。そこへ不意に現れた見知らぬ少年・朗。「今ここで死んだつもりで、少しの間だけおまえの命、おれにくれない?」-彼が一体何者かもわからぬまま、ふたりは遠い海をめざし、自転車を走らせる。朗と過ごす一瞬一瞬に、夏海は希望を見つけ始め、次第に互いが"生きる意味"となるが…。ふたりを襲う切ない運命に、心震わせ涙が溢れ出す!
感想・レビュー・書評
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若い衆よ、読みなされ。
おっちゃんが読むには、ちと遅かれし内容。
しかし、年齢性別を問わずに読んでもらいたいですね。
ひたむきに、まっすぐに、懸命に生きるも物事に取り組むも、それらが出来る人ってのは、とても好感が持てます。
若い衆よ。オトナになればキタナイ物事に遭遇するだろうけど、本作の二人の様な純粋なキモチだけは、ココロの隅に置いて欲しい。人を思いやれるオトナになって欲しい。
おっちゃん舌足らずだから上手く伝わらないかもだけど、ふと思ったのさね。
若い衆よ。読んでもらいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少しだけ涙が滲んで、少しだけ痛かった。
けどまあ普通かな。
昨日読んだ「死」があまりにもリアルで重たくて、
そのおかげで、朗の死は少し霞んで見えた。
本気で生きることって、本気で死と向き合った人にしか出来ないことなのではないかと、少し思った。
夏海は、朗の死で大切なものに気がついたけれど、
中学生故の盲目が、少し視力を取り戻しただけというふうに見えた。ほとんどの人が分かっていて、見えているものが、朗を通した死を感じてて、ようやく理解出来た、みたいな。
私には、少し軽かった。
だけど、純粋に何かに祈ったり、誰かを祈ったり、好きでいたり。その感情の尊さや輝きは、いつでも美しくあるのだと思った。 -
心温まる話でとても読みやすい物語でした。
生きる意味の大切さや大事な人を思う気持ちなど、深く考えることが出来て良かったと思います。
イメージしやすい表現が多かったのでぜひ読んでみて欲しいです。 -
どうしても海に生きたかったのは。
彼の病気を最初から知っていたら、彼女は絶対に彼を連れて遠出をしようなんて思わなかったろうな。
自分の命をかけてでも見たい世界があるというのはいい事だと思うが、実際に見れなかったら凄く心残りになるのだろうな。 -
ありきたりの青春の内容で、あっと驚く内容や急な展開が無かったのと、学生の物語は年齢的にピンと来なくなってきてしまったので、私的には微妙な一冊でした。
この本、たまたま欲しい本とセット売りで買ってしまったので。
次はないかな。 -
読了
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一瞬で恋に落ちた心情を物語っている。
高校生なのであまずっぱいストーリーでした。
なんとなく予想できる分すぐに読めます -
最後は感動の畳み掛けで涙がボロボロでました。
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面白かったぜひおすすめする
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Even if someone refuses you, you should reach out if you want it.