神様の願いごと (スターツ出版文庫 お 1-4)

著者 :
  • スターツ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813702313

作品紹介・あらすじ

夢もなく将来への希望もない高2の七槻千世。ある日の学校帰り、雨宿りに足を踏み入れた神社で、千世は人並外れた美しい男と出会う。彼の名は常葉。この神社の神様だという。無気力に毎日を生きる千世に、常葉は「夢が見つかるまで、この神社の仕事を手伝うこと」を命じる。その日を境に人々の喜びや悲しみに触れていく千世は、やがて人生で大切なものを手にするが、一方で常葉には思いもよらぬ未来が迫っていた-。沖田円が描く、最高に心温まる物語。

感想・レビュー・書評

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  • 夢の見つからない少女が神社で美しい神様の手伝いとして人の願いを叶えていく物語。後半の神様への恩返しをしようと祭りを計画する場面は涙が溢れてきた。久しぶりに本で泣いた。

    『夢とは、届かないものになっても消えたりはしない。たとえこの夢を忘れ、見えなくなったとしても、それでも輝き、見守り続ける。まっすぐ歩いて行けるように。どこまでも行けるように。決して道を見失わぬように。いつだって背を見守っている。』

  • 心暖まる一冊になりました。
    後半はずっーと涙目ですし、何か自分自身に問いかけながら読んでました、読後その辺考えさせられる作品です、自分自身に何を問いかけたのかさえハッキリしないけど心が暖かくなるし、頑張ろう、頑張らないと…と思ってしまう、ミステリーや恋愛、又はメッセージでは得られない、この感覚は凄くいい。
    人に紹介したくなります。

  • 夢を守る神さまとそのしもべと化した女子高生の話。
    この歳になっても夢がない自分が主人公と重なって、こういうひとが周りにいたらいいなぁと羨む思いです。
    主人公の行動力は見習いたい。

  • たまたまこの本を手にした時、私も“夢を諦めた”ときだったから、トキワの1つ1つの言葉が胸に刺さった。
    それから、作者さんはそんな気無いかもしれないけど、トキワにときめいてしまう自分がいたり…。笑
    物語がキレイだと思った。読んでて自然に涙が出た。是非たくさんの人に読んで欲しい。
    沖田さんの他の作品も読んでみたいと思いました。

  • カバーイラストに惹かれると思ったら、大好きなげみさんだった!
    夢を見られない高校生が、夢を持てと神様にはっぱをかけられるお話。最後の七夕祭りのお話はよかった。安乃さんのところも、花火のシーンも涙がにじんだ。タイトルにはそういう意味があったのか。
    夢か、、自分も夢が見られなくなって、何年経っただろう。。。

  • 綺麗な話だな、と。
    登場人物、好きだな。神様、キャラ的に。
    また読み返すか。

  • 七夕さまからは一月後に読んだ作品。

    それでも時期的には合っていたから、するりと一気読みしました。

    爽やかなお話に、おっちゃんもホッコリしましたね。久々にクリアな心持ちになりました。

    つーか、現実が世知辛すぎる…。年齢や性別抜きで、気持ちだけは爽快に有りたいと願います。

    素直で真っ直ぐ、おっちゃんは好きです。

  • 読みやすくて心が温まる物語。

  • 夢を見ることの希望が分かった。

    人の為になにかするのは、

    凄かった。

  • 将来何になればいいのか、何をすればいいのかわからない女子高校生が神様に祟られるお話。
    最後はちょっと悲しいけど

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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