- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813702948
作品紹介・あらすじ
かつて、陸上部でエーススプリンターとして自信と輝きに満ち溢れていた高2の昴。だが、ある事故によって、走り続ける夢は無残にも断たれてしまう。失意のどん底を味わうことになった昴の前に、ある日、星が好きな少年・真夏が現れ、昴は成り行きで真夏のいる天文部の部員に。彼と語り合う日々の中、昴の心にもう一度光が差し始めるが、真夏が昴に寄せる特別な想いの陰には、過去に隠されたある出来事があった-。限りなくピュアなふたつの心に感涙!絶望の中で見つけた、ひとつの光。強く美しい魂の再生物語-。
感想・レビュー・書評
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一歩足を踏み出す度に
どこまでもいけそうな気がする。
もっと前に行きたくなる。
その先に光がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あえて、この作品をいちばん最初に読んだ三年前と同じレビューを載せます。
三年経っても、同じ想いを感じたし、同じことを願いました。
「若い世代に、広く読まれますように。」
本当はずっと前からスタートラインには立っている。
でもそこから一歩を踏み出すのは、誰だって不安で怖くて動けなくなる。
一度は閉ざしてしまった世界。
不本意で切ってしまったゴールテープ。
でも、まだ終わりじゃないから。
世界はこんなにも広いから。
空は広くて、真夜中にだって小さくとも光はあるでしょう。
走ってるだけでは見えなかった星空を見上げて、そこに広がる新しい世界を感じて。愛しい手を取り合って。
On your marks,
さぁ、新たなスタートだ。
世界がどこまでも広がる可能性を秘めている10代の世代に広く読まれますように。
躓いても、何度だってスタートラインに立てることが、広く伝わりますように。
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夜色と青空色
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50154656 -
つまずいて転んだっていいんだから、
もっと上を見ようよ。
凄く良い文だなって思った。
全てが丸く収まって良かった。 -
The North Star is always stationary, letting everyone know its position. I hope I get used to such a person.
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自分は何ができるのか?
本当は…
事故で走ることができなくなった元エーススプリンターの昴に、星が好きな少年・真夏が自分なりの言葉で昴を励ましていく。
星を比喩した、真夏にしかすることのできない励まし方は、遠回しではあるがどこか昴の核をついていて、昴を優しく肯定していく。
一つのことで挫折しても、それでも挫けないで自分に自身をもって、やり直していこう。挫折したときには真っ暗に見えるかもしれないが、きっとセントエルモの光があるはずだから