70年分の夏を君に捧ぐ (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 330
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813703594

作品紹介・あらすじ

2015年、夏。東京に住む高2の百合香は、真夜中に不思議な体験をする。0時ちょうどに見ず知らずの少女と謎の空間ですれ違ったのだ。そして、目覚めるとそこは1945年。百合香の心は、なぜか終戦直前の広島に住む少女・千寿の身体に入りこんでいた。一方、千寿の魂も現代日本に飛ばされ、70年後の世界に戸惑うばかり…。以来毎晩入れ替わるふたりに、やがて、運命の「あの日」が訪れる-。ラスト、時を超えた真実の愛と絆に、心揺さぶられ、涙が止まらない!

感想・レビュー・書評

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  • 一日置きに変わる視点。
    ギリギリまで伝える事が出来なかったからこそ、完璧に未来を変える事は出来なかったのだろうな。
    彼の想いだけではなく、約束した言葉がトリガーになっていたのかもしれないな。

  • 大雑把に言えば、東京大空襲を扱ったタイムスリップ物の傑作『ふたつの胡桃』と同様の枠組みを基本としつつ、『君の名は。』の異文化交差のモチーフを被せたような内容。
    また、近年『この世界の片隅に』が広島の銃後を丹念に描いた映画として名高く、これらの作品群に文庫一冊で渡り合うのは、さすがに分が悪かったのは否めない。
    とはいえ、スターツ出版文庫には“細部の詰めが多少甘くとも、やりたいことを前面に出す”印象があって、二人の主人公が「その日」を迎えるにあたって“何を望むのか”について、生まれ育った時代性の違いをきっちり描き分けながら、同じ所に着地させた内面の掘り下げは読み応えがあったと思う。

  • 気になりすぎてガーッと読んでしまいました。
    最初はまた入れ替わりの話かぁ、と思っていたけれど、入れ替わりの相手とか、それによって起こるジレンマとかがすごく面白くてどんどんハマっていきました。そして、戦争のお話も、どっかの誰かの知らない話、ではなく過去の負の遺産として引き継いでいかなければならないと改めて感じました。
    物語も面白かったし、自分の生活を改めて見直そうと思いました。

  • 正直、高2の時から気になってた本でやっと読めた
    本当に感動したし、選択次第で平和な世界にも戦争のある世界にも繋がるという百合香(中身は千寿)部分が本当に印象に残った。ゲイリーさんと千寿の恋愛も本当に印象に残ったし、戦争中のひもじい暮らしがうまく文章で再現できていたのにも驚いた 本当に戦争がいけないことがわかったし、百合香の成長や、百合香の行動で辰雄が生き残れ、千寿の寿命が少し伸びたことも感動したし、千寿パパいい人すぎる…未来への希望を祈るラストも良かった 本当に全高校生読むべきだと思う 百合香最初の部分と最後で変わり過ぎだし、ラスト駆け足すぎるとも感じたが…

  • 時系列や実在する地名がしっかり組み込まれていて、読み応えがありました。また、人物や情景の描写が繊細で、自分がその世界に入って経験したような感覚がありました。平和、戦争について考えさせられる作品でした。

  •  戦争の悲惨さを訴えられました。
     切なくて感動…。
     女子高生の思いとか行動とか、上手く書くな、と思います。
     戦争はやっぱりだめだ、と思う。

  • 感動した。戦争の酷さはやはり薄れていっている。どれだけ記録や映像があっても自身が経験していないことが原因。やはり歴史は繰り返すのだろうか。次は次世代に残すけとはできないだろうが

  • 2019/2/6

  • 悪くは、ない。
    でも、帯にある『超号泣』?だったか??は行き過ぎ。普通にじんわりと感動はするけど(最後の再会の辺りは音声付きだったら泣くとは思う)、超号泣ってほどでも……ないかな……?

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著者プロフィール

東京都在住。代表作『天国までの49日間』は2008年に書き上げられ、第5回日本ケータイ小説大賞にて応募総数9,116作の中から大賞を受賞し、作家デビュー。その後、フリーライターに転身。現在、webを中心に小説やコラムを執筆している。最近は開運アドバイザーとしても活躍。著書に『70年分の夏を君に捧ぐ』『100回目の空の下、君とあの海で』『八番目の花が咲くときに』(すべてスターツ出版)、『線香花火のような恋だった』(集英社オレンジ文庫)など。生きることの尊さと儚さ、壮絶さを描いた作品が人気。

「2021年 『文庫 16歳の遺書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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