きみに届け。はじまりの歌 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 38
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813703778

感想・レビュー・書評

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  • 夏で廃部を告げられたボランティア部の6人が、七夕祭りでバンドをやる事になり、一致団結して目標に向かっていく。
    主人公のカンナは、その中で、将来への自分の意思がどこにあるのか悩み、答えを出していく。


    アンジェラアキの『拝啓 十五の君へ』の歌の中で、
    「自分とはなにで、どこへ向かうべきか」という歌詞があるが、それを彷彿とさせるカンナの悩みが印象的だった。
    全体的に読みやすく、事がすんなり進んでしまっているので、
    読後感は物足りなかったかな。

    作中で、アプリを使ったメッセージのやり取りの描写があり、
    過去と現在の自分でやり取りをする事になるわけなのだけど、
    やり取りの中で、
    もしかして過去の自分からメッセージが来ているのでは?くらい思わないのかなとか思ったり…

  • 内容紹介:

    残り3ケ月で廃部という告知を受けた、進学校のボランティア部。部員6人は、活動の最後に地元名物・七夕まつりのステージに立とうとバンドを結成する。ボーカルを任せられたカンナは一度捨てた夢、歌への情熱がよみがえり…。

  • 色々辛いことが重なって将来に不安を持って
    「自分って何のために生きてるんやろぉ?」
    「自分にしか出来ひん事って何?」
    「そもそも〝自分らしさ〟って何?」っと思っている時に、この本の帯に
    〝迷いの中で見つけた、自分らしく生きることー。〟
    と書いてあるのを見つけて、「あっ私だ」と思い買いました。

    きっと誰しもが一度や二度〝自分らしさ〟に悩まされたことがあると思います。
    そんな時にこの本を読むときっと答えが見つかります。

    この本の中に文字としては決して答えにつづく地図なんてものは書いてありません。ましてや答えなんてものは書いてません。
    でも、きっと読み終えたころには心の中には答えがあります。

    登場人物達の青春ならではの恋愛とも言えないような不確かだけれども確かな関係にも注目です。

  • 本当に沖田円さんらしい物語でした。
    この「読んで良かった」と満足と爽快と優しさに包まれる魅力は真似て書いたとしても同じにはならない唯一無二なのだと思います。
    あまり多くを語りたくない。
    迷ったり落ち込んだときにとにかく読んで欲しい。元気が出るよ!

  • たとえ
    自分が今
    どんな場所にいても
    自分自身に胸を張れる生き方をしていれば
    上々
    道を選んだ方法や
    道を選んだわけなんて
    どうだってかまわない。

  • なんとも彼女らしい優しい物語。とりあえず深呼吸しよう。(ゼーハー)
    沖田円さんの物語を読むととにかく若い世代の人たちを大事にしようという気になるし、かつての若者としてその不安定で真っ直ぐな気持ちをどこかに留めておかなくてはいけないなとも思う。
    大人は子供のためにいろんな間違いをするし、子供は子供てまたいろんな間違いをする。でもみんなそうやって間違いや迷いや失敗を重ねて、なりたい自分になっていく。

    カンナの唄はきっと何年も何十年も10代の背中を押し、かつての若者のハートを包み込むんだろうな。
    個人的には地元の地名が出てくると嬉しくて、おおおお!と小躍りしたくなりました。
    新しい図書館わたしもまだ行けてないよ(笑)

    ラストの詞もすごく素敵でした。ラストにこれ。にくい演出だねえ。

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著者プロフィール

沖田円(おきた えん)
愛知県安城市出身・在住。代表作に『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』。『神様の願いごと』は安城市を舞台としており、同作は安城七夕まつりの公式ポスターに起用される。『きみに届け。はじまりの歌』は、同作内の作中詩を「緑黄色社会」とコラボレーションし、楽曲化された。

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