すべての幸福をその手のひらに (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 224
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813705406

感想・レビュー・書評

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  • 3.9
    面白かった。
    不思議な設定でしたが、サラッと読めて軽い感じでした。

  • 少しミステリが入った小説です
    志、瑛、司のそれぞれの気持ちも分かるからこそのもどかしさを感じましたが、ラストでうまくまとめられていると思いました。
    恋愛モノではなく、兄弟、友達愛が強いです。
    結果が気になり過ぎて一気に読んでしまいました...!面白かったです。

  • 話自体はとても面白い。設定にあまり現実味がなくあまり入り込めなかった。最後が納得いかない。

  • 前半から後半まで面白くどんな展開になるのかとドキドキしながら読んでいたが真実を知ってから終わりまでがなんかもう少し書いて欲しかったと思った。そういう終わりがいいという人もいるかもしれないが僕にはちょっと物足りなさを感じました。内容としてはよかったです

  • 表紙イラストや、あらすじを見て
    購入しました。

    実際読んでみると、本当に悲しい時も
    あったけど、感動する話でした。

    最後までお兄ちゃんを諦めないのが
    凄い良かったです。

    やっぱり、3人じゃないと
    成り立たない仲のいい感じが、
    本当に好きでした。

    あの後どうなってるんだろうな〜
    とか考えると、凄いワクワクしちゃいます!

    ヨゴト様は子供っぽいんだ〜って思いました!

    本当に良かったです。

  • 私が読んだ本で1番面白い本だと思います。
    お話も面白くて良かったし、私は何より志(ゆき)とか漢字と名前がいいと思っています。
    ちなみに関係ないけど兄の瑛(あきら)が行方不明になった日は、この本を貸してくれた友達の誕生日でした。笑

  • なんか浅い、リアリティがないと感じた

  • 初めて手に取った出版社の本で、ラインナップやイラストから若い人、特に女性向けのレーベルという第一印象。裏表紙のあらすじを読む限り、ミステリっぽい内容のようですが、先に抱いた先入観から、恋愛要素や学校内の人間関係が中心なのだろうと思いこみつつ読み始めました。

    しかし、いろんな点でその予想を覆されました。現実的な世界観の話かと思っていたら、まさかファンタジーだったとは……

    作品によっては、期待していた内容と違っていると「コレじゃない!」とネガティブな感想を抱いてしまうのですが、本作ではそのような否定的な感はなく、よい意味で期待を裏切られた感のほうが強かったです。

    その要因は、異能者ではない人の視点で物語を追うことができた点が大きいのかも。

    偶然ではありますが、本作を読む直前に漫画「ヒカルの碁」を再読していて、そのとき「これ、佐為の存在を知らない人、例えば塔矢アキラ視点で描かれていたら、どんな印象を受けるのだろう?」と疑問を持ちまして。その直後だったため、“普通の人”視点の本作を興味を持って読むことができたのかな、と思っています。

    ただ、それがなくとも志や司、瑛の必死の想いや行動は、十二分に私を感動させてくれたのではないかと思います。多分タイトルの元となっている場面――アキラがヨゴト様に願いを伝えるところ――は、アキラの強い想いが伝わり、特にグッときました。

  • 縁あって一足お先に沖田円さんご本人からいただきました。(サイン付きだぞうらやましかろう!)

    兄と妹の深い絆のお話です。
    今までにない沖田円の魅力を垣間見たのと同時にあぁ円さんらしいなぁという安心感も感じられる。
    優しくて、厳しくて、温かい。

    どんなラストを迎えるのだろうと、早く見届けたい気もするし、もう少し先の楽しみにとっておきたい気もする、と思いながらもやはり最速でページをめくってしまうのは私の癖だな。

    あぁ、彼女は逃げないんだな。
    最後のページを読んでそう感じました。
    誰かを大切に思うのはすごく人間くさくてすごく身勝手なことで、でもやっぱり素敵なことです。

    今まで、書籍になっていない作品も含めて円さんの物語のなかで、わたしはいちばん本作が好きだと宣言します!

    すべての幸福をその手のひらに、と彼は願ったけれど、わたしは三人の手のひらに等しく幸せが宿るように願ってやみません。

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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