1095日の夕焼けの世界 (スターツ出版文庫)

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  • スターツ出版
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813705963

感想・レビュー・書評

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  • 静かで穏やかな熱さのあるお話でした。そして夕焼けのような彼らに自分の学生時代を投影する。 青春とは、勉強や夢とは。大人だって分からない。作中の言葉を借りるなら「大人は先のことを考えるから日がたつのが早く思う」(ちょっとあやふや、ごめんなさい)とはまさにそうかな。茜と加賀屋が子供と大人の間なら、わたしは米田先生が、大人と教師の間だなぁと感じました。正論振りかざす人じゃなくてよかった。こんな先生がいたらいまの自分は少し違ったかも。

  • 一足お先に読ませていただいたのです。
    (相変わらずサイン付きだぜ!羨しかろう!)


    今までの櫻作品のなかでいちばん穏やかで、ある意味ではいちばんリアリティがあるかも。

    茜みたいな子、たくさん知ってるし、そういえばかつて茜みたいなこと自分も言ってたかも。
    さして目的も目標もなく進学したし、そつなくすべてをこなしていたような気もする。誰もが劇的な1095日を過ごすわけじゃない。ゆるゆると目には見えない程度の小さな変化の中で生きていく。
    でも、1095日後には確実に何かが変わる。

    茜の器用貧乏さが愛しいです。

    そして瀬戸山くんと希美ちゃんに久々に会えてむふふふふとなりました(・∀・)

    夢なんて立派なものがなくてもちゃんと大人にはなれる。でもどうせ生きていくならば、好きなことを増やして生きていくほうが楽しいから。

    小説みたいな学校生活なんてあるわけない!って学生さんこそ、本作はおすすめ。
    たぶん、1095日の夕焼けの世界のヒロインはそんな学生のみなさまです。

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著者プロフィール

櫻いいよ(さくら いいよ)
奈良県出身、大阪府在住。2012年『君が落とした青空』でデビュー。同年、『乳房にメス』で「オトナ女子が本当に読みたい小説大賞」の優秀賞を受賞。『図書室の神様たち』が好評を博している。

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