八番目の花が咲くときに (スターツ出版文庫 さ 2-4)

著者 :
  • スターツ出版株式会社
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本棚登録 : 88
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813706922

作品紹介・あらすじ

本当は君を、心から愛したいのに…。高2の蘭花は自閉症で心を読みづらい弟・稔(みのる)を持ち、周囲の目に悩む。そんなある日、彼に特別な力があると気づく。悲しみの色、恋する色…相手の気持ちが頭上に咲く“花の色”で見える稔は、ちゃんと“誰かを想う優しい心”を持っていたーー。混じり気のない彼の心に触れ、蘭花は決意する。「もう逃げない。稔を守る」しかしその直後、彼は行方不明に…。物語のラスト、タイトルの意味が明かされる瞬間、張り裂けんばかりの蘭花の叫びが心を掴んで離さない‼

感想・レビュー・書評

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  • 障がい者の家族を持つ。
    将来を考えれば母親の言いたい意味も理解できるが、付き合い続けた二人が最後には答えをだすのでは。
    何も理解出来ていない訳では無いが、コミユニケーションを取るのが困難なのは大変なことだよな。

  • 多様性が叫ばれる中で、いまだに障害への偏見や差別があることが悲しい。人の得意なことや苦手なことはそれぞれなのだから、それぞれを活かせる社会になると良いなと思う。障害だけでなく、多くの人が抱える生きづらさの解消にもつながるはず。

  • 人って本当は優しい人ばかり。
    ただまだどうしても受け入れられないことに直面したら心がぎゅーっと固く冷たくなるね…
    理解できないこともあるけれど、世界中のみんなが自由で尊い存在なんだと思いました。

  • Having a disabled person in the family has various difficulties.

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著者プロフィール

東京都在住。2008年に書き上げられた代表作『天国までの49日間』は、その後2011年に第5回日本ケータイ小説大賞にて大賞を受賞し、作家デビューを果たす。現在、作家として小説やコラムを執筆し続ける一方で、開運アドバイザーとしても活躍。著書に『16歳の遺書』(実業之日本社文庫GROW)、『70年分の夏を君に捧ぐ』(スターツ出版文庫)、『線香花火のような恋だった』(集英社オレンジ文庫)など。生きることの尊さと儚さ、壮絶さを描いた作品が人気。

「2022年 『ひとりぼっちの殺人鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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