- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813707219
作品紹介・あらすじ
父の再婚で家に居場所をなくし、大学進学を機に京都へやってきた文香。ある日、神社で1冊の御朱印帳を拾った文香は、神だと名乗る男につきまとわれ…。「私の気持ちを届けてほしい」それは、神様の想いを綴った“手紙”だという。古事記マニアの飛鳥井先輩とともに届けに行く文香だったが、クセの強い神様相手は一筋縄ではいかなくて!? 人が手紙に気持ちを託すように、神様にも伝えたい想いがある。口下手な神様に代わって、大切な想い、届けます!
感想・レビュー・書評
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飛鳥井先輩のオタクっぷりが面白かったです!
普段はかっこいいのに、神様が関わると急にオタクに変身してしまうんですよね!その差が面白いです。
神様の喧嘩には巻き込まれたくないですね…
まさか京都も飛び出すとは…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文香がすれてない素直なごく普通の子で、透真とのリラックスした関係にほっこり。透真の神様オタクっぷりもいいね。続編も出てほしいなぁ
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神社、神様、興味深く面白かった。
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神様に手紙を届けにという内容は良いと思うのですが、ただそれだけになってて、だからどうしたいのかが分からない。ぬるっと終わってしまっているので、話自体にもっとはっきりした起承転結があると良かったなと思います。
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神様が神様宛てに気持ちを込めてしたためた手紙は、御朱印という形で主人公の文香とアルバイト仲間である飛鳥井先輩の手によって届けられる。その御朱印を神様がしたためるシーンはちょっと不思議な光景で実際にみてみたいなぁと思った。読書中は文香と飛鳥井先輩の後ろにくっついて神社を参拝している気分になる。
個性豊かな神様が登場するなかで私のお気に入りはスサノオさん。感情表現がダイナミックで面白い。氏神様の摂社に八坂神社が祀られているので、今度お参りしたとき浅海先生のスサノオさんを思い出しニコニコしてしまうかもしれない(*^^*)
御朱印帳を持ってる人におすすめしたい作品。御朱印をいただいたら大事にしようという気持ちがさらに増します。
表紙は赤色の印象が強く明るい。文香ちゃんの郵便屋さんっぽい洋服が可愛いです♡ -
この本に出てくる神様たち、本当に人間らしいな。と思いながら読んでいた。兄弟喧嘩をしたり、ウジウジと後悔したり、恋をしたり...。かなり親しみやすい。そんな神様に振り回される文香と透真はかなり大変。まぁ、透真は心の底から楽しんでいそうだけど。
神様の「郵便屋さん」を通じて、文香と透真の悩みが少しでも解消されるといいな。と思う。見習うのは難しいかもしれないけど、神様の「素直さ」は本当にすごいから。 -
この手のお話を読むたびに思うのだけれど、どう考えてもわたしは神に選ばれし者にはなれそうない。かなしい。
わたしに御用人とか郵便屋さんさせてくれたら、けっこうノリノリでフットワーク軽くがんばるんだけどなぁ。でも強欲だからダメなんだろうな(納得
普通の(あえて普通の書きます。別にワケありだとは思えなかったので)の女の子が、人間味のある神々の願いを届けるために奔走するお話です。
古今東西、神々ってほんと可愛いですよねえ。たいてい身勝手で寂しがりやで嫉妬深くて、人間よりも人間くさくて、愛に弱い。
アマテラスさんの天然女帝感がわたしは好きです。さすがアマテラス。
次に京都にいったときは、神様の御朱印帳の落し物を見落とさないように下を向いて歩きます。はい。