ひだまりに花の咲く (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 124
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813707226

作品紹介・あらすじ

高2の奏(かなで)は小学生の頃観た舞台に憧れつつ、人前が極端に苦手。ある日誘われた演劇部の部室で、3年に1度だけ上演される脚本を何気なく音読すると、脚本担当の一維(いちい)に「主役は奏」と突然抜擢される。“やりたいかどうか。それが全て”まっすぐ奏を見つめ励ます一維を前に、奏は舞台に立つことを決意する。さらに脚本の完成に苦しむ一維のため、彼女はある行動に出て…。そして本番、幕が上がる――。感動のラストは心に確かな希望を灯してくれる‼

感想・レビュー・書評

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  • 高校2年生で主人公の奏は、小学生の時に見た高校演劇部の舞台に憧れて、自分も小学校の学芸会で主役に立候補しますが、本番で何もできずに大失敗。その時のトラウマで人前に立つことができず、授業で当てられて教科書を読むだけでも気絶しそうになります。そんな奏は、目立たないように日陰で学校生活を送っています。しかし、そんなある日、高校の文化祭で演劇部の舞台の主役をすることになります。
    自分で自分を諦めていた奏が、自分のやりたいことができるようになるまでの、暖かい感動のお話です。

  • もし、作者の名前がないままにこの作品を読んだとしても、わたしは『沖田円』の名前をあてられるとおもう。

    作中のそこかしこに、彼女がいるように感じました。
    登場人物の特定の誰かというわけではなく、誰のどの言葉にもふるまいにも、彼女の持つ要素があるような。

    どこか達観していて、狭いようで広いハートをもっていて、冷めているようでうちに熱いものをもっている(でも滅多にそれは外には見せてはくれない笑)

    自分の世界を変えるのは自分。
    ここではないどこかを求めるのではなく、今いる場所を居心地のよいものにする。

    世界の美しさに気づける目を、耳を、ハートを、持っていられますように。

    毎日怒ってばかりいないで、もう少し自分の世界を綺麗なものにしなくちゃなと思いました。
    とりあえず、明日も仕事をがんばってくるかな。


  • The main character of this book is frustrating. I think her parents are bad in the first place.

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著者プロフィール

愛知県安城市出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2015年末に刊行した『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』は累計25万部を突破しコミカライズされた。2018年には、『千年桜の奇跡を、きみに~神様の棲む咲久良町~』(原題『咲久良町シンフォニー』)がポプラ社ピュアフル小説大賞で金賞受賞。その他著書に、『喫茶とまり木で待ち合わせ』『雲雀坂の魔法使い』『神様の願いごと』『10年後、きみに今日の話をしよう。』『猫に嫁入り』シリーズなど、ヒット作多数。

「2023年 『怪異相談処 がらくた堂奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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