天国までの49日間~アナザーストーリー~ (スターツ出版文庫)
- スターツ出版 (2019年12月28日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813708063
作品紹介・あらすじ
高二の芹澤心菜は、東高のボス、不良で名高い及川聖と付き合っていた。ある日一緒にいたふたりは覆面の男に襲われ、聖だけが命を落としてしまう。死後の世界で聖の前に現れたのは、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるようにと告げる天使だった。自分を殺した犯人を突き止めるため、幽霊の姿で現世に戻る聖。一方、聖を失った心菜も、榊という少年と共に犯人を探し始めるが──。聖の死の真相に驚愕、ふたりが迎える感動のラストに落涙必至!
感想・レビュー・書評
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守り抜いた先の現実は。
マスコミにとって美味しいネタだったのだろうが、人の死を踏みにじり遺族の想いを考えず嘘か本当か分からない事を書くのは仕事とはいえ最低だな。
大切な人の死を乗り越え生きるのは辛いだろうが、どんな理由でも前を向く事が最初の一歩だよな。 -
天国までの49日のもうひとつの物語。
今回の幽霊は不良少年の及川聖。聖は恋人の心菜といたところ心菜を守るため何者かに殺される。前作に続いて霊感少年の榊も登場し、心菜、聖、その仲間たちで犯人を追いかけることに。
最初は、何となく軽いストーリーだなと思いながら読んでいたけど、途中で榊が登場して盛り上がっきました。急に幸せを奪われることの人の人生の理不尽さや、残されたものたちにできること。罪を償うとはどういうことかなんて、色々と考えてしまいました。大切なひとを奪われたら、犯人を自分だったら赦せるかと言われたら自信がないですね。
後半、榊の言った言葉
「それでも明日は容赦なくやってくる。すぺての人に平等に、時間は流れる」
世界はどんなに残酷でも、残されたものにできるのは生きていくことだけだと思う。 -
作者さまのあとがきを見て、どういう意図でどういう思いを込めて描かれたものなのか、改めて感じ、心に留めることが出来ました。
最後は温かくなって終わりを迎えられて良かったです!
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犯人捜しのミステリーとして読むには物足りないけど、中高生に向けたメッセージ的なものとしてはいいと思う。
殺人において悪いのは加害者のはずなのに、被害者の方があることないこと晒されてしまうということへの問題提議…かな?
こちらの方の後日談の方が、彼女がちゃんと生きている感じがして好感持てる。
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