天国までの49日間~アナザーストーリー~ (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 500
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813708063

作品紹介・あらすじ

高二の芹澤心菜は、東高のボス、不良で名高い及川聖と付き合っていた。ある日一緒にいたふたりは覆面の男に襲われ、聖だけが命を落としてしまう。死後の世界で聖の前に現れたのは、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるようにと告げる天使だった。自分を殺した犯人を突き止めるため、幽霊の姿で現世に戻る聖。一方、聖を失った心菜も、榊という少年と共に犯人を探し始めるが──。聖の死の真相に驚愕、ふたりが迎える感動のラストに落涙必至!

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の頃に読んでいたら純粋に楽しめたのかも………と思いました。

    オカルト…?ミステリー…?ファンタジー??なんの話を読んでいるのか分からなくなる事も。主人公のお人好しさやなくなった彼氏の理解力のなさに苛立ちも覚えてしまいました。
    有る事無い事記事に書くマスコミも、それを信じて阻害する周りの人達も、ネットの住民も苛立ちます。

    素直に楽しく読めなくて悲しいです……(T ^ T)

  • 普通

  • 【請求記号:913.6 サ 2】

  • 今回も面白かったです。
    被害者を取り巻く二次被害について、もっと注目されるべきだととても感じました。ただでさえ苦しい思いをしている方々を第三者が苦しめてはならないと思う。

  • 命の大切さや復讐の愚かさがこころにひびきました

  • はじめの方は、典型的な不良とふわふわした脳内お花畑の女の子の恋愛物語か、と読む手を止めそうになりました。

    しかし途中から事件に近づきまた離れを繰り返す展開にハラハラさせられ、気づいたら一気に読み切ってしまいました。

    マスコミやネットの闇についても考えさせられるものでした。被害者が悪者になるようなことがあっていい訳では無いのに、、。しかし心菜のマスコミに対するコメントが話題になり、それにいい反応をした人たちも、都合がいいなと思ってしまいました。作者のあとがきまで読むことをオススメします。

    それにしても聖が死んだ理由が報われなさすぎてそこだけは最後までもやもやします、、。

  • 初めは不良と美少女というありきたりの展開だなと思っていたけど、途中からそれだけでは終わらないところが読んでてワクワクした。聖の殺された理由が理不尽だなと思った。SNS問題などの現代社会の闇も映し出されていて、考えさせられるものだった。

  • 守り抜いた先の現実は。
    マスコミにとって美味しいネタだったのだろうが、人の死を踏みにじり遺族の想いを考えず嘘か本当か分からない事を書くのは仕事とはいえ最低だな。
    大切な人の死を乗り越え生きるのは辛いだろうが、どんな理由でも前を向く事が最初の一歩だよな。

  • 天国までの49日のもうひとつの物語。
    今回の幽霊は不良少年の及川聖。聖は恋人の心菜といたところ心菜を守るため何者かに殺される。前作に続いて霊感少年の榊も登場し、心菜、聖、その仲間たちで犯人を追いかけることに。

    最初は、何となく軽いストーリーだなと思いながら読んでいたけど、途中で榊が登場して盛り上がっきました。急に幸せを奪われることの人の人生の理不尽さや、残されたものたちにできること。罪を償うとはどういうことかなんて、色々と考えてしまいました。大切なひとを奪われたら、犯人を自分だったら赦せるかと言われたら自信がないですね。

    後半、榊の言った言葉
    「それでも明日は容赦なくやってくる。すぺての人に平等に、時間は流れる」
    世界はどんなに残酷でも、残されたものにできるのは生きていくことだけだと思う。

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著者プロフィール

東京都在住。2008年に書き上げられた代表作『天国までの49日間』は、その後2011年に第5回日本ケータイ小説大賞にて大賞を受賞し、作家デビューを果たす。現在、作家として小説やコラムを執筆し続ける一方で、開運アドバイザーとしても活躍。著書に『16歳の遺書』(実業之日本社文庫GROW)、『70年分の夏を君に捧ぐ』(スターツ出版文庫)、『線香花火のような恋だった』(集英社オレンジ文庫)など。生きることの尊さと儚さ、壮絶さを描いた作品が人気。

「2022年 『ひとりぼっちの殺人鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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