きみの知らない十二ヶ月目の花言葉 (スターツ出版文庫 い 3-1)

  • スターツ出版
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本棚登録 : 423
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813708933

作品紹介・あらすじ

本当に大好きだった。君との恋が永遠に続くと思っていたのに――。廃部間近の園芸部で出会った僕と風花。花が咲くように柔らかく笑う風花との出会いは運命だった。春夏秋と季節は巡り、僕らは恋に落ちる。けれど幸せは長くは続かない。僕の身体を病が蝕んでいたから…。切なくて儚い恋。しかし悲恋の結末にはとある“秘密”が隠されていて――。恋愛小説の名手、いぬじゅん×櫻いいよが男女の視点を交互に描く、感動と希望に満ち溢れた純愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 最後は衝撃的な結末だったので読み始めたら絶対最後まで読んでほしいです!最初は些細な出来事で出会ったふたりが恋に落ちていく。そんな時に主人公の病気が分かってとても切なかった。大好きな二人の作家のコラボだったので神でした。

  • 大好きな犬じゅんさんと桜いいよさんの
    共同制作でとても楽しく読んだ。
    作家さん2人だと良い話が出来上がっていると思う。

  • 途中からよくわかんなくなった。あれ、これはどっちだっけってなりました。私の読解力のなさが問題なのかしら、、。

  • 本当のことを言えなかったのは臆病だったから。とも言えるかもしれないけど、相手のことを考えていたのも間違いない。そんな悲しいけれど、優しい沢山の嘘が取り巻く話だった。どうするのが正しかったのか、読み終わった今でも分からないけど、大好きな人と一緒にいた楽しくて幸せな時間は、間違いなく本物だったと思う。悲しい記憶だけでなく、楽しい記憶もしっかり残ってくれるといいな。と思う。全てを知った後に、もう一度読みたくなる本だった。

  • そのギミックはいらなかったと思うよ。
    なんだかすべて茶化されて、彼らの思いも陳腐化されてしまったように感じてしまう。
    そういうことしたいんだろうなと思っていたけど、でも、扱っているテーマが重ければ重いほど、こういうギミックはすべてを台無しにしてしまうような気がする。
    作者の自己満足じゃないの?って。
    キャラクターの心の動きを書きたいんじゃなくて、このギミックを成立させたかっただけなんだなって。
    それが両立していれば何の問題もないのだろうけど、この作品は、そうはできていないように感じた。

  • 生きることの大切さを学んだ。
    大切な人を悲しませないために選択した事でも相手にとっては本当の事を言って欲しい時もあるだろうから難しいなと思った。
    大切な人と花で繋がり、花で前向きに歩いて行く、大切な人との繋がりは無限大だなと思った。
    月ごとに時間の流れが描かれているので分かりやすかったし、余命が近づいていることが主人公の気持ちになって読むことが出来た感動する1冊。

  • たまたまかもしれませんが、このところこればっかり。殺して泣かすパターンは、安直すぎるのでやめて欲しい。

  • アネモネという花を起点に描かれる物語。
    自分の保身のために敢えて相手を傷つけようとする、そんな想いが錯綜する。でも相手としては本当のことを言って欲しい、大丈夫なフリをされている姿を見る方が辛いと感じる。
    それでも最後にはそんな想いも解消される。
    アネモネの一つの花言葉によって。

    2回読んだがストーリーの解釈が難しかった。

  • 私には難しかった。今まで感じていた違和感の真相を最後にわかって終わるはずだと思うのだけど前のページを振り返ってもよく分からない。このアプリの感想を見てやっと何となく分かった。私自身そんなに読解力がないわけではないと思うので1回読んだだけで理解できる人の方が少ないのではと思う。2回目にメモをとりながら読んで理解出来た方もいるがそういう気にはなれない。最後スッキリ終わらないという点ではあまりオススメはしない。でも違和感があっても最後はしっかり感動するので泣ける。いい話ではあった。

  • 紺色と白

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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