- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813710073
作品紹介・あらすじ
運命の不具合が起こした奇跡。
死神が大事なことを教えてくれた――
高2の女の子・青葉は、ある日バイト帰りに交通事故に遭ってしまう。目覚めると幽体離脱しており、キュウと名乗る死神らしき少年が青葉を迎えに来ていた。本来であれば死ぬ運命にあった青葉だが、運命の不具合により生死の審査結果が神から下るまで、キュウと過ごすことに。魂の未練を晴らし、成仏をさせるキュウの仕事に付き添ううちに、青葉は母や幼馴染・恭弥に対して抱いていた想いに気づいていく。そして、キュウも知らなかった驚きの真相を青葉が突き止め…。予想外のラストに感涙必至。沖田円が描く、心揺さぶる命の物語。
感想・レビュー・書評
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悪くはないけど、先の展開が見えてしまうところがいまひとつ。
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展開が意外だった。
なくしてから気がつくものがあるとわかる作品。
恋愛ものはすぐ人主人公かその想い人殺すから同じなのかな?って思ったら違った!
面白かった -
これはまさに『死神にはなむけを』だねえ。
最後の一章を読み終えて、そうか、これはキュウの物語だったんだなと気づく。(気づくの遅い)
わたしが書物を読むのを好むのは、学びを得られることはもとより『考える』きっかけを得られることなのですが、この作品はまさに考える時間を与えてくれるものです。
答えを与えることより、考察の機会を与えることの方がずっと難しいとおもうので、円さん流石だなぁとしみじみ。
彼女よりだいぶ年くってるわたしが言うのはおかしいことは百も承知の上でいうが、
わたしが10代のときに沖田円の作品を読みたかったなぁ。
今のティーンが羨ましすぎて吐きそうだわ(言い方
青葉がこの先どう生きて、またどんな最期を迎えるのか、想像して数日過ごします。