交換ウソ日記2 〜Erino's Note〜 (スターツ出版文庫)
- スターツ出版 (2020年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813710233
作品紹介・あらすじ
累計22万部突破!コミック化の大人気作、待望の第二弾!
高校で副生徒会長を務める江里乃は、正義感が強く自分の意見があり、皆の憧れの存在。そんな完璧に見える彼女だが、実は恋が苦手だ。告白され付き合ってもなぜか必ずフラれてしまうのだ。そんなある日、江里乃は情熱的なラブソングが綴られたノートを拾う。恥ずかしい歌詞にシラけつつも、こんなに純粋に誰かを好きになれるノートの中の彼を少し羨ましく感じた。思わずノートに「私も本当の恋がしたい」と変な感想を書いてしまう。ウソみたいな自分の本音に驚く江里乃。その日から、ノートの彼と“本当の恋”を知るための交換日記が始まって――。
感想・レビュー・書評
-
2だから続編だと思ったら、友達が今回は主役にした物語でした。
けど1に登場した瀬戸山くんと希美も出てきてよかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作は、ラブストーリーの中に友情の話が組み込まれている構成だったが、この作品では、江里乃ちゃんの成長物語を軸にラブストーリーが展開される構成になっていた。ラブストーリーよりも江里乃ちゃんの成長物語の方が際立っていたように感じた。内容は、THE恋愛漫画展開の話。優等生の江里乃ちゃんが惹かれる相手の特徴がまさに恋愛漫画で読んだことのある相手役に近くて笑ってしまった(笑)
前作の続編ということで、比較すると交換ウソ日記の「ウソ」が上手く活かされていないように感じたし、前作のヒロインの相手役だった瀬戸山くんと比べると二ノ宮先輩にあまり惹かれなかった…告白の仕方が…自分だったら引いてしまうなと…自分的には、前作の方がラブストーリーらしい"青春"と"恋愛の甘酸っぱさ"を感じる場面が多くて好きだった。
しかし、前作で付き合い始めた希美ちゃんと瀬戸山くんのその後を知ることができたのは嬉しかったし、嵐ファンである身としては二ノ宮先輩が「ニノ先輩」「ニノ」と呼ばれていることにあの人を彷彿させてしまい二重の意味で楽しむことができた(笑) -
一作目
瀬戸山君と望美の話。
二作目
その友達、江里乃の話。
一作目人違い、二作目は自分名前を
隠して交換日記をする。
今の時代にメールやLINEではなく
交換日記と言うところがエモい。
学校と言う背景が、想像しやすい。
思春期の素直に慣れないところ。
勘違い。すれ違い。
羞恥心。
厚かましくなった中高年、いや老害?
となった私には眩しくてもどかしい。
しかし、コミュニケーションに
ついては学ぶ所があった。
正論は正しい。
しかし、その前に思いがある。
言い方なのだと、、
そうだ!確かに大人も言い方一つで
炎上してしまうのだ。
コミュニケーションは
相手を理解しようとする事。
伝える努力。
忘れかけてた初心を思い出した。
お互いに解り合おうとする気持ちが
大切なんだと思った。
-
無印ではハキハキしていて怖いもの無しに見える江里乃ちゃんが、素直になる為に大事なお話でした。
言葉の伝え方って難しくて、けれど伝えないって選択肢はどこにもなくて。言葉の大切さや重みが身に染みました。とても大好きです。 -
1の方私は好きだった
-
他作品の感想でも似たようなことを書いたのですが、こういった「直球ど真ん中」の青春小説が、常にその時代の現役世代に向けて新しく書き下ろされ続けていくのは大切なことです。
現役が疾うの昔の思い出になってしまった私のような読者にとっては、こういった作品には触れる機会があっても一過性になってしまいがちですが(その証拠に、このシリーズ前作を読んだのは数年前で、だいぶ記憶の彼方でした)、限られたお小遣いやバイト代の範囲で一冊の小説を愛読書として繰り返し読む世代の方々が、その「一冊」に選べる作品であると思います。
……と、まあ何やら偉そうなこと書きましたけど、要するに「今の若い世代に読んでほしくて書かれた作品なのだから、おっちゃんおばちゃん世代があーだこーだと口を挟むのは野暮」ってことです。 -
1ほどではないけれど、なかなか楽しかった。