龍神と許嫁の赤い花印 永久をともに (五) (スターツ出版文庫)
- スターツ出版 (2024年12月28日発売)


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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784813716839
感想・レビュー・書評
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○クレハ(著)
○『龍神と許嫁の赤い花印五~永久をともに~』
○シリーズ五巻目で、ついに完結!
○ライトノベル・和風恋愛シンデレラストーリー小説
○新品購入
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(あらすじ)
この物語は、龍神の王・波琉(ハル)と彼の伴侶・ミトの運命的な愛を描いている。
天界を追放された龍神・堕ち神との決着がつき、幸せな日々を送る波琉とミト。
しかし、彼らの前に初登場の白銀の王・志季(しき)が立ちはだかる。
志季は波琉と特に親しい関係にあるが、同時にミトの存在を快く思っていない。
その複雑な感情が物語に緊張感をもたらしている。
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(魅力)
今巻は、愛の真意や永遠に生きることの意味を考えさせられた。
志季の行動は、波琉とミトの関係を試すものであり、果たしてミトは運命を超えた覚悟を持っているのかを問いかける。
波琉とミトの関係が時間を超えられるのか?
愛は永遠に続くのか?を、深く考えることになるだろう。
特に、今は好きでも、何百年、何千年後も同じ気持ちでいられるのかという深いテーマは、多くの人に響くはず。
ミトの存在は波琉にとって運命的であり、ミトが持つ魅力や個性から、周囲の人々に愛される理由が感じられる。
その証拠に、漆黒の王・桂香がミトを全面的にサポートし、物語をさらに魅力的にしている。
波琉は普段温和で独特な性格だが、いざという時には王としての力を発揮し、ミトを守ろうとする頼もしさがある。
その変わりようから、波琉がミトをどれほど大切に思っているのかがしっかりと伝わってくる。
この最終巻では、天界に流れる永遠の時間がもたらす愛の試練が丁寧に描かれている。
志季の行動には彼なりの善意が感じられ、共感できる部分もあった。
志季は過去のある経験から恐れを抱いており、その背景を理解することで物語はさらに深みを増している。
志季自身の葛藤は、波琉とミトの関係に新たな視点をもたらしている。
最終的に、この作品は人生や人間関係の複雑さ、そして愛の力が描かれていたと感じる。
読後には、長い永遠の時間における愛の継続や、人の寿命について考えさせられた。
深いテーマを内包しているため、シリーズ全体を通しての感動は一層強くなった。
波琉とミトの幸せを祈りながら、この不思議な世界にどっぷりと浸った。
シリーズを読み終えた後の感動と余韻を味わっているところである。
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(ひとこと)
完結はとても寂しいが、最後まで物語を追えたことに感謝しています。
これからもクレハさんを応援します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
波琉とミトが最後はハッピーエンドで結ばれる形で完結されたことが本当に良かったね、と安堵した。
龍神と人間の運命を上手にストーリーを紡がれていて読んでいて発想の展開がとても面白かったです。
こんな恋愛が出来たらいいな、と理想というか夢というか。
"今度生まれ変わったら、素敵な恋愛をしてみたい"
そんなふうに思わさせてくれた作品でした。
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最新巻にしてシリーズ完結巻、発売おめでとうございます❁⃘*.゚
大好きなお話なので完結は嬉しくもありますが淋しいです。これまでたくさんのことがあり、その度に波琉と2人で乗り越えてきたミト。
人間であり、もう暫く人間界で人間として暮らしていく中でゆっくりと未来について決めるはずだったのが、前巻で起こった事件をきっかけに急遽一足飛びで龍神の街で永遠に朽ちることの無い身体で過ごすことになってしまう......。
元々永遠の時を生きる龍神と違って人間であるミトにその永遠を共に生きる覚悟と、変わらない気持ちで波琉を愛し続けることができるのか?
2人を見ていたらその答えはそんなに難しい気はしませんでしたが、ミトにとっては真剣に悩み向き合う問題であり、今後も少しずつ悩むことはあれど、ミトの傍にいることを選んで眷属になったチコ達と気持ちはきっと同じなんじゃないかなと思いました(*´艸`*)♡
始まりは確かに運命だったけれど、運命以上に強い絆で結ばれた2人の強い愛にほっこりしました(❁´ω`❁)
志季も、彼のこれまでの生き方や経験を思えば憎むことなんてできなくて、淋しさを持ちながらも彼らしく龍神と許嫁たちの今後を信じて見守っていって欲しいなと思います。
書泉で白谷ゆう先生の表紙イラストのアクリルコースター付きがあったので買っちゃいました⟡.*
表紙は結婚式かなぁ。椿柄のお着物がとてもよく似合ってて2人とも幸せそうで見てるこっちまで幸せな気持ちになれます(*˘︶˘*).。.:*♡
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