だから私は、明日のきみを描く

著者 :
  • スターツ出版
3.89
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本棚登録 : 677
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813790150

作品紹介・あらすじ

大人しくて自分を出すのが苦手な遠子。クラスで孤立しそうになったところを遙に助けてもらい、なんとか学校生活を送っている。そんな中、遙の片想いの相手・彼方を好きになってしまった。まるで太陽みたいな存在の彼方への想いは、封印しようとするほどつのっていく。しかしそれがきっかけで、遙との友情にひびが入ってしまい…。おさえきれない想いに涙があふれる。『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の著者が贈る、繊細で色鮮やかな青春を描いた感動作!

感想・レビュー・書評

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  • 人によって好きずきある感じのお話!

    女子中高生にはあり寄りのアリかも⁉︎
    アタシにはナシ寄りのありでした‼︎

  • こういう装丁の、
    こういう感じのタイトルのラノベが中学生に大人気なので、とりあえず読んでみるかと。

    ありがちな設定の少女漫画だけれど、
    文章と情景描写がとてもキレイなので、
    少女漫画からの一歩、にはいいかも。
    ラノベとかケータイ小説の類は、
    たまに大外れの文章に当たるので、選ぶのに気を使う。

    久々に少女漫画的なものを読んで、心が潤いました。
    ときめきの過剰摂取。

  • 児童系文庫や、少女漫画で読んだことあるよなぁ〜といった設定と内容。
    女の子特有の恋のいざこざ。
    中高校生は、すごく狭い世界観で生きてるからこそ、大人より好きな人が被ることもある。当事者同士ではなく、友達の仮面を被った知人たちが、関わることで関係性が悪化するのもあるあるで、恋愛面では無いけれど私自身、実際に経験したことがある(遠子側)。その時はすごく辛くてしんどかった。私は関係性を修復することが出来なかったからこそ、遠子も遥と話そうと頑張ったことに尊敬するし、遥が変にプライドを持たず遠子と向き合えたことにも尊敬する。
    自分の過去と投影して共感はしやすかったけど、思い出すのが苦しいので多分再読はできない。

  • とても切なくて、苦い物語です。
    遠子を思わず応援したくなります。

  • 青春だな〜
    好きな人。大切な友達。
    色んなことで悩んだり、嬉しくなったりする青春時代が爽やかに描かれているなあと思いました。
    ありきたりだけど、つい引き込まれて読んでしまった。

  • 【友情と恋の狭間で揺れる心、それでも答えを描け】

    大切な親友である遙の意中の相手·彼方の事を好きになってしまう遠子の心の機微を描く物語。

    孤立してしまう遠子を救ってくれた太陽のような存在の遥。
    大切に絆を紡ぎたいし、裏切りたくもない。
    しかし、遥の好きな人をどうしても好きになってしまった。
    己の感情を押し込む程に溢れ出す彼方への想い。
    こんなに苦しくて切なくて親友との友情にひびが入るなら恋なんてしなければ良かった。
    友情と恋の狭間で揺れる遠子の心が出した答え。

    それは好きな物を描く事。その答えを抱いて走り出すのだ。

  • 少女漫画を小説にした感じ。
    漫画しか読まないという小・中学生に、小説への入門としてオススメです。

  • 最後はみんないい感じで終わってよかった。
    友情と恋愛の両立は難しいと思ったけど、そんな中でも信頼出来る友達になりたいと思った。

  • ありがちな話だし、
    先の展開が読めたけど
    昔に戻った気分だった。
    たまには悪くないなあこういうのも。
    そして、過ぎ去った青春
    もう少し楽しめばよかったなあと。

  • 好きな人って一番安心できる人なんやね。
    そんな当たり前に、この小説を読んで気付いた。
    一緒にいて落ち着く。
    ありのままの自分でいられるってそんな人なかなかいないよな。

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著者プロフィール

鹿児島県出身、愛知県在住。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版)が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。他に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『ないものねだりの君に光の花束を』などがある。

「2023年 『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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